【帰マン】#8「怪獣時限爆弾」感想。弱いゴーストロンが強化された原因は

ミケさん

怪獣ってさ、弱いヤツも確かにいるけど、
普通の動物とは違うから、油断しちゃダメだよね。

あんのん君

そうだな。
思ってもみない特性があるかも知れないし、
突発的な事で強くなったりもする。
今回はまさにそのケースだった。

目次

【帰マン】#8「怪獣時限爆弾」のあらすじ

静かな大杉谷に怪獣が現れた。
だが、怪獣は弱そうな姿だったので、
上野と南は簡単に倒せそうだと思う。
そこで郷は「私にやらせてください」と、
自ら討伐作戦に名乗り出た。
岸田は新兵器の「X弾」を使うことを提案する。
たいして強くない怪獣なら、木っ端微塵にできるのだ。
怪獣を発見した郷は「X弾」を打ち込むため接近するが、
かれが口から吐いた炎に驚いて、痛恨のミスをしてしまう。

おもな登場人物(敬称略)

郷秀樹(団時朗)※放送当時の芸名は団次郎
主人公。МATの隊員だがウルトラマンと一体化している。

加藤勝一郎(塚本信夫)
MATの隊長。奇跡的に生還した郷をスカウトする。

南猛(池田駿介)
MAT隊員。チームワークを重視する優しい性格。

岸田文夫(西田健)
MAT隊員。クールなインテリで射撃が得意。

上野一平(三井恒)
MAT隊員。占い好きな三枚目でムードメーカー。

丘ユリ子(桂木美加)
MAT隊員。オペレーター担当だが剣道四段の腕前。

坂田自動車修理工場

坂田健(岸田森)
長兄。郷の最大の理解者で後見人。

坂田次郎 (川口英樹)
健の弟。活発で明るい小学生。

登場怪獣(ゴーストロン)

別名:爆弾怪獣
身長:40メートル
体重:2万トン
出身地:大杉谷

【帰マン】#8「怪獣時限爆弾」の感想

人為的ミスが大事になるというのは、
初代マン13話とまったく同じパターンですね。

科特隊が油獣ペスターを攻撃する時、
ムラマツは「工場近くの湾内では絶対に撃つな」と、
イデに忠告しておいたんですが、
緊張していたイデは反射的に撃ってしまったんですよ。

郷の場合は「緊張感」ではなく、
「見るからに弱そうな怪獣」が火を噴いたのが想定外で、
発射ボタンを見ずに推してしまいました。

そもそも、XのすぐとなりにTボタンがあるという設計は、
ちょっとお粗末ではないでしょうか。

自信作である「X弾」の発射が失敗したので、
岸田はまたもや感情的になりましたが、
それなら、アロー内部の設計も完璧にしておくべきですよ。

「念には念を入れ」というじゃないですか。

怪獣にしてみれば、アローが至近距離まで接近したので
自己防衛のために火を噴いたわけですし。

そもそも、怪獣をなめてかかったのが間違いでした。

軽口な上野はともかく、
普段は冷静沈着な南が、
『俺の田舎の牧場でも飼っておけそうだ』と言ったのは、
本当にビックリしましたね。

アキが不在の坂田家で・・・

今回のシナリオは上原正三さんではなく、
のちにウルトラマンタロウのメインライターとなる、
田口成光さんのデビュー作です。

彼はTBSの橋本プロデューサーから、
何度も書き直しを依頼されて、
深夜まで原稿と格闘したといいます。

MATがいつもと違うのも、
アキが坂田家に不在だったのも、
上原正三さんのカラーとは違う路線を
描きたかったからでしょうね。

とくに印象的だったのは、
次郎がお世話していた鉢植えの件です。

怪獣が東京を襲うと聞いた時は、
「大事に抱えて避難する」と言っていたのに、
知り合いの子にMATの悪口を言われて、
衝動的に割ってしまったんですよ。

「そんなことないよ!」と反論すればいいのに、
何故しなかったのか、気になるところです。

MATが緊張感に欠けていて、
作戦が遅れたことにイライラしていたのでしょうか。

アキがいれば、上手くなだめていたと思うので、
ちょっと悲しくなりましたよ。

郷は自分の失敗を帳消しにする

怪獣は音に反応する特性を持っていたので、
大きなサイレンを鳴らす、郊外のダイナマイト工場を狙いました。

ダイナマイト工場には大量のニトログリセリンがあったので、
尻尾に爆弾をつけた怪獣が乗り込んだら大惨事です。

MATは工場周辺の住民を避難させ、
怪獣に麻酔弾を撃ち込む作戦を立てましたが、
怪獣には効き目がなかったんですよ。

もしかしたら、耐性があったのかも知れません。

郷は捨て身の覚悟でジープに乗り、
フルボリュームのサイレンを鳴らして、
怪獣を工場から遠く離れた丘に誘導しようとしました。

なんとか、工場から遠ざけることに成功したものの、
怪獣に攻撃されたジープが炎上してしまったので、
加藤隊長たちは郷がやられたと思ってしまいます。

問題はウルトラマンに変身したあとでした。

怪獣は爆弾持ちなので、
スペシウム光線は絶対使えないですし、
ほかの物理的攻撃もやばいです。

でも、ウルトラマンの攻撃をシミュレートしたシーンは、
なかなか味があって面白かったです。

結局、怪獣を空の彼方まで運んで、
そこで爆発させました。

前に加藤隊長が、
「MATの不始末はMATで解決する」と言ってましたが、
郷もそのルールに従いましたね。

これで怒っていた次郎も、
ひと安心できたのではないでしょうか。

【帰マン】#8「怪獣時限爆弾」の情報

本放送日:1971(昭和47)年5月21日
脚本担当:田口成光
音楽:冬木透、すぎやまこういち
特殊技術:高野宏一
監督:筧正典
視聴率:16.4%

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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