ミケさんウルトラシリーズの怪獣って、
意外と人気があるヤツが多いんだけど、
造形が面白いからなのかな?
あんのん君そうだ。
とくに今回登場するツインテールは、
奇抜なデザインが大受けしたんだ。
女子の髪型の名前にもなったぞ。
【帰マン】#5「二大怪獣東京を襲撃」のあらすじ
次郎はクラスメートとの下校途中、工事現場で不思議なものを見た。
それはアンモン貝の化石をたくさんつけた岩石だった。
「怪獣の卵かも知れない」と直感した次郎は、公衆電話から郷に連絡する。
郷は岸田とともに現場に赴き、岩石の調査にあたったが、
岸田は単なる岩石と判断して引き上げてしまった。
郷は岩石の中から鼓動音のようなものを感じ取っていたため、
「もっと科学的に調査するべき」と主張した。
しかし、自分の判断を過信する岸田は感情的になる。
そんななか、第二採石場にグドンが現れた。
MATは作業員たちをすべて避難させ、MN爆弾を使おうとするが、
郷は少女の姿を見たため、発射ボタンを押せなかった。
再び岸田と対立した郷は、3日間の謹慎処分を受けてしまう。
おもな登場人物(敬称略)
郷秀樹(団時朗)※放送当時の芸名は団次郎
主人公。МATの隊員だがウルトラマンと一体化している。
加藤勝一郎(塚本信夫)
MATの隊長。規律には厳しいが公平で優しい人物。
南猛(池田駿介)
MAT隊員。チームワークを重視する優しい性格。
岸田文夫(西田健)
MAT隊員。クールなインテリで射撃が得意。
上野一平(三井恒)
MAT隊員。占い好きな三枚目でムードメーカー。
丘ユリ子(桂木美加)
MAT隊員。オペレーター担当だが剣道四段の腕前。
坂田自動車修理工場
坂田健(岸田森)
長兄。郷の最大の理解者で後見人。
坂田アキ(榊原るみ)
健の妹。郷とは相思相愛の仲。
坂田次郎 (川口英樹)
健の弟。活発で明るい小学生。
ゲスト出演
岸田長官(藤田進)
岸田隊員の叔父。MATの上部組織である地球防衛庁トップ。
佐川参謀(佐原健二)
岸田長官の側近。
登場怪獣(グドン、ツインテール)
【帰マン】#5「二大怪獣東京を襲撃」の感想
人気怪獣グドンとツインテールが初登場した話です。
かれらは天敵同士で、しかも捕食関係にあるのが面白いですね。
2匹とも造形が素晴らしいんですが、
ツインテールはとくに、しっぽが上で頭が下という、
今までにないデザインが斬新です。

生まれたばかりの時は「エビの味がする」らしいです。
実際、ウルトラファンが集まる「怪獣酒場」のメニューでは、
『ツインテールフライ』が提供されています。

グドンは美味しそうなエビ味にひかれて、
ツインテールを襲うんでしょうか。
郷と岸田の対立
郷はMATの新人隊員ですが、
霧吹山の怪獣騒動や、キングザウルス三世との激闘を経て、
他の隊員と打ち解けたと思っていました。


でも、エリート意識の強い岸田とは、
うまくいかなかったんですよ。
郷は次郎からの電話で、
岸田とショッピングセンター近くの工事現場に行きます。
そこには「怪獣の卵」と思われる、謎の物体があったからでした。
第一発見者の次郎は、
岩石に付いていた化石を「アンモン貝」と見抜き、
ジュラ紀から存在するものだと推理しました。
怪獣博士の視点は鋭いですね。
何故なら、岩石の正体はツインテールの卵だったからです!
しかし、岸田は単なる岩石だと決めつけて、
任務を切り上げてしまったんですよ。
その後の展開を思うと、
「念のため」といって、
岸田がマットシュートを撃ったのは悪手でした。
郷は岩石から微弱な鼓動音を感じ取っていたので、
さらなる調査が必要だといいましたが、
岸田は自分の判断にケチをつけられたと思って、
カンカンに怒ってしまいます。
加藤隊長が間を取り持ったので、
その場はなんとか収拾できましたが、
グドン討伐作戦でも2人は対立してしまいます。
郷は岸田とマットアローに乗って、
先に現場に到着していた南と上野を援護するはずでした。
グドンに至近距離まで接近して、
MN爆弾を食らわすつもりが、
現場付近に小学生の女の子がいたため、
郷は発射ボタンを押せなかったんです。
岸田には女の子の姿が見えなかったので、
「郷は俺に対して反感を持っている」と誤解してしまいました。
作戦が失敗してイライラするのはわかりますが、
ちゃんと現場を調査していれば、無用なトラブルは避けられましたよ。
とはいえ、規則の厳しいMATにおいて、
命令違反はご法度なので、郷は3日間の謹慎処分となってしまいました。
坂田兄の教えとアキの受難
郷が坂田自動車修理工場に戻ると、
坂田兄が車のメンテナンスをしています。
彼は加藤隊長から連絡をもらっていたので、
郷が戻ってきた訳を知っていました。
そして、自分の小学校時代の経験を語ります。
坂田兄は「職員室のガラスを割った」という、
あらぬ疑いをかけられ、
罰として廊下に立たされてしまいます。
今ではありえないことですが、
昭和の時代の教育現場ではよくあることでした。
痛くもない腹を探られた坂田兄は、
自分の潔白を証明するため、1週間学校に行きませんでした。
すると、真犯人であるクラスのガキ大将が名乗り出て、
坂田兄の無実は証明されたんですよ。
その話を聞いた郷は、
自分が正しいと思うことは貫けばいいと思うのでした。
そんななか、仕事場でお給料をもらったアキが、
友だち2人とショッピングセンターに出かけるといいます。
アキは郷と一緒に買い物をしたかったんですが、
郷は謹慎中のため、外出は禁じられていました。
ショッピングセンターは例の岩石がある近くなので、
郷はアキに「行くな」といいますが、
彼女の友だちがいたので、はっきりと理由を言えません。
アキは郷に似合う洋服を買うことができたものの、
ツインテールの卵が地上に出た時の地震で、
友だちと地下に閉じ込められてしまいました。
防衛庁のブラック上司
郷はアキを救出するため、
被災したショッピングセンターに向かいました。
すると、丘から緊急招集の連絡が入ります。
地球防衛庁長官の岸田がMAT本部にやってきたからです。
岸田長官は岸田の叔父で、
加藤隊長の上官にあたる人物でした。
岸田がインテリでエリート意識が強めなのは、
親戚にお偉いさんがいるからなんですね。
彼は怪獣に関する論文を読んでいたので、
グドンとツインテールの詳細を知っていました。
それなら、なぜ初動捜査で、
ツインテールの卵を「ただの岩石」と決めつけたのでしょうか。
ビジネスの世界では『凡事徹底』とよく言いますよね。
第一発見者が子供の次郎であり、
一緒に任務を担当したのが郷だったので、
面白くなかったのかも知れません。
岸田は「郷は俺に対して反感を持っている」といいましたが、
そういう彼こそ、郷に対してコンプレックスがあるように思えます。
そんな岸田の叔父である長官も、
ブラックを絵に描いたような上司で、
「ツインテールの卵がふ化する前にMN爆弾で焼き払え」と命令します。
この命令自体は間違っていませんが、
卵の近くにあるショッピングセンターには、
アキをはじめ5人の被災者が閉じ込められていたんですよ。
岸田長官はMN爆弾は地上で使うから地下は関係ないといい、
東京1000万の住民を救うために、
この際5人のことは忘れようと、とんでもない暴言を吐きました。
郷はこれに強く反発し、
【東京1000万の命も、5人の命も同じじゃないですか!】と叫びます。
命に優劣などありません。
アキたちを助けられないなら、
東京の人全部を助けるなんて無理ゲーでしょう。
MATの不始末はMATで解決する
ツインテールの出現はMATに亀裂を生みました。
せっかく前々回と前回でいい感じになっていたのに、
なんだか悲しくなりましたよ。
自分の意見は受け入れてもらえず、
大切なアキまで災難に巻き込まれてしまったので、
郷は破れかぶれになってしまいます。
郷秀樹辞める!
あんな長官の下で働けるか!
そんな郷を上野は諭しました。
上野一平甘ったれるんじゃない!
何か気に食わない事があったら、すぐ辞めるとか。
腹が立つのはお前だけじゃない。
お前、何のためにMATに入った?
MATに入って何をしたって言うんだ?
帰る所があるからって、
これじゃ、無責任すぎるじゃないか!
上野の言い分はごもっともです。
短気は損気といいますが、
ここはひとつ踏ん張って、ブラック上司の鼻を明かすべきですよ。
加藤隊長だって、
「MATが犯した不始末は、MATのやり方で」と言ってるんですから。
ちなみに、今回のゲストで、
ウルトラQで主演だった佐原健二さんがいらっしゃいましたが、
セリフがほとんどないのでビックリしました。
温厚な万城目淳のイメージを払拭するために、
あえて厳しい役柄にしたそうですよ。
【帰マン】#5「二大怪獣東京を襲撃」の情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。

