【セブン】#35「月世界の戦慄」感想。ザンパ星人のリベンジが怖い

ウルトラセブンのオリジナルアイキャッチ画像
ミケさん

世の中からは戦いがなくならない。
だから勝者と敗者がいるんだけど、
敗者は必ず復讐を考えるの?

あんのん君

破れた側の恨みの深さによるかな。
本当は戦いなどしないほうがいいんだが、
戦後のケアは本当に大事だ。

目次

【セブン】#35「月世界の戦慄」のあらすじ

地球防衛軍の月面基地が何者かに爆破された。
宇宙ステーションV3ではクラタとシラハマが、
コーヒーカップを使って遠隔操作の実験をしていた。
シラハマが使う遠隔指示器は、
超音波を10万キロ先まで飛ばせるという。
月面基地爆破の情報はウルトラ警備隊にも届いていた。
その原因を調査するため、キリヤマとダンは月に向かった。
だが、点検が完璧だったはずのホーク1号から、
機内酸素が急激に失われてしまう。
さらに本部との通信も途絶えてしまうのだった。

おもな登場人物(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ゲスト出演

クラタ(南廣)
宇宙ステーションV3の隊長。キリヤマとは古くからの友人。

登場怪獣と宇宙人(ペテロ、ザンパ星人)

別名:月怪獣
身長:60メートル
体重:7万トン
出身地:月砂漠
スーツアクター:松島映一

別名:復讐怪人
身長:1メートル90センチ
体重:60キロ
出身地:ザンパ星
スーツアクター:鈴木邦夫
演者:鶴賀二郎

【セブン】#35「月世界の戦慄」の感想

キリヤマとクラタが一緒に戦うのは13話以来です。

2人は3年前、ヘルメス惑星付近の会戦で、
ザンパ星人の連合艦隊を撃破していたんです。

この戦いでザンパ星人は壊滅的な敗戦をしたんですが、
ひとりだけ生き残りがいました。

かれはクラタの部下のシラハマになりすまします。

小型の遠隔指示器を使ってホーク1号を狙い、
さらにはクラタの暗殺まで企みました。

同胞たちの仇討ちをしたいのはわかります。

でも、復讐なんかしても同胞たちは喜びませんし、
そもそも、地球侵略をしようというのが間違ってます。

気の毒なのはペテロでしたね。

本来はおとなしくて、
危害を及ぼす怪獣じゃなかったんですよ。

ザンパ星人に利用されて、
地球防衛軍の月面基地を破壊したために、
セブンに退治されることになってしまいました。

ペテロもザンパ星人の被害者だと思います。

月の寒暖差にはビックリ

ペテロは柔軟な身体をしているので、
セブンの打撃攻撃をすべて吸収してしまいました。

おとなしいのに意外と強いのは、
16話に出てきたアンノンに似ていますね。

ペテロとの戦いは、
アンノンの時と同じ夜戦だったので、
太陽エネルギーが必要なセブンは苦戦してしまいます。

しかも月の夜は零下180度もあったんです!

昼夜の表面温度変化も大きく、
赤道付近で昼は約110℃、夜は約ー170℃となる。
自転軸の傾きにより多少の季節はあるが、
気象現象は無いので、
表面温度変化は月の1日を通じてほぼ一定の変化をする。

引用元:月(ウィキペディア)

劇中では零下180度という表現ですが、
実際は零下170度なんですね。

いずれにしても、極寒なのは間違いありません。

セブンはエネルギー切れ寸前になってしまい、
万事休すかと思いましたが、
なんと大量の熱を持った隕石が飛んできたんですよ。

隕石のおかげで完全回復したセブンは、
ワイドショットでペテロを倒すことができました。

ペテロはおとなしい怪獣なので、
アンノンのように和解してほしかったですが、
ザンパ星人の尖兵だったので、仕方ないですね。

キリヤマとクラタの友情に、
ヒビが入らなかったのが良かったです。

【セブン】#35「月世界の戦慄」の情報

本放送日:1968(昭和43)年6月2日
制作順:36
放送回:35
脚本担当:市川森一
音楽:冬木透
主題歌:「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:高野宏一
監督:鈴木俊継

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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