
ミケさん
ダンの具合が悪いらしいね。
いつものチカラが発揮できないのが可哀想・・・

あんのん君
ハードな戦いが続いたからな。
できれば、ゆっくり休んでほしいんだが、
最強最悪の敵がやって来てしまった・・・
【セブン】#48「史上最大の侵略(前編)」のあらすじ
ある深夜のことだった。
自室で眠っているダンはひどくうなされていた。
あまりの寝苦しさに目を覚ますと、
時間は午前3時20分だった。
ダンは任務のためホークの発射場に向かう。
パトロールを終えたソガはダンに声をかけたが、
疲れた顔色を見て任務の交代を提案する。
しかし、真面目なダンはそのままパトロールに出た。
ウルトラホーク2号に乗ったダンは、
宇宙ステーションV3のクラタから、
未確認飛行物体の撃墜を指示される。
だが、目が良く見えなかったため、
攻撃ミスしてしまうのだった。
おもな登場人物(敬称略)
モロボシ・ダン(森次晃嗣)
ウルトラ警備隊員。ウルトラアイでセブンに変身する。
キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。
フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。
アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。
ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。
アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。
ゲスト出演
クラタ(南廣)
宇宙ステーションV3の隊長。攻撃ミスしたダンを叱責する。
登場怪獣と宇宙人(パンドン、ゴース星人)
【セブン】#48「史上最大の侵略(前編)」の感想
ビックリしました。
前回、フルハシと一緒に、
フック星人のアジトに潜入したダンが、
急に体調不良になりましたから。
それもただの夏風邪とかではなく、
脈拍360、血圧400、体温が90度だったんです。
ダンは「光の国」ことM78星雲の人なので、
地球人とは違う身体データなのでしょうが、
すごく異常な数値ですよね。
ソガはダンの顔色が優れないのを見て、
任務を替わってやると言いましたが、
真面目なダンは断ってしまいました。
でも、ソガのお言葉に甘えたほうが正解でした。
ダンはホーク2号に乗って、
定期パトロールに出発しましたが、
宇宙ステーションV3のクラタから、
緊急連絡が入ります。
地球に未確認飛行物体が近づいていたんです。
クラタは即座に敵の宇宙船だと判断し、
ダンに撃墜するよう指示しました。
でも、絶不調のダンは、
目標をちゃんと視認することができず、
攻撃ミスしてしまったんですよ。
いつもならこんな失敗はないですから、
本当に気の毒です。
2013年から始まった、
ニュージェネレーションシリーズでは、
主人公がピンチになると別のヒーローが飛んできますが、
当時は客演などありません。
それに昭和という時代では、
特別な運命を背負った主人公が、
困難な試練に立ち向かうのが美徳とされたので、
ダンは孤軍奮闘するしかなかったんです。
制作側の「大人の事情」もあるんでしょうね。
クラタのイメージが壊れた
敵が地球に侵入した時は、
一致団結してことに当たらなければならないんですが、
宇宙ステーションV3のクラタは高圧的でした。
防衛軍は人類の命を守る仕事なので、
絶対に失敗が許されないのはわかりますが、
体調不良の仲間にひどいことを言うのはダメです。
令和なら確実にパワハラ案件ですね。
クラタはキリヤマの無二の親友で、
13話ではみごとな連携でアイロス星人と戦いました。
この話を観た時、
「イケオジでカッコいい」と思ったんですが、
ダンへの叱責でイメージが壊れました。
クラタは根っからの軍人気質です。
だから目標を撃ち落とせないダンに、
イラついてしまったんでしょう。
気持ちはわかりますが、
言い方にトゲがあるのはダメですよね。
またウルトラ警備隊と宇宙ステーションは、
物理的に距離が離れているので、
普段から意思の疎通をスムーズにすることはできません。
せめてダンの上司のキリヤマが、
部下の体調不良に気づいていれば、
クラタの叱責はなかったと思います。
上司といえば、
「もう一人のセブン」はダンに注意するだけでした。
彼がピンチヒッターで戦っていれば、
体調不良のダンはゆっくり骨休めできましたよ。
【セブン】#48「史上最大の侵略(前編)」の情報

ミケさん
最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君
またの来訪を待っているぞ。