【帰マン】#19「宇宙から来た透明大怪獣」次郎の思いがウルトラマンに勝利を呼んだ

ミケさん

宇宙怪獣って厄介だよね。
まさか、中性子でできたヤツが現れるとは、
本当に想定外だったよ。

あんのん君

宇宙には地球と環境が違う星があるから、
トンデモ設定の怪獣も多いんだろうな。
こいつはベムスターより強敵かも知れない。

目次

【帰マン】#19「宇宙から来た透明大怪獣」のあらすじ

次郎はクラスメートたちと学校の動物をお世話していた。
すると、空が赤く光って大きな隕石が落下してくる。
次郎がMATに連絡すると、郷と上野がやってきた。
隕石を調べた2人がとくに問題ないと判断したため、
ひとまず学校の標本室に飾ることにする。
ところが、隕石は急に巨大化してしまった。
次郎たちは慌てて外に逃げ出したが、
うさぎのピョン太が心配になった次郎は校舎に近づく。
隕石は情け容赦なく学校を破壊した。
次郎は校庭に長い鼻を持った怪獣の影を目撃したが、
直後に落石に当たって意識を失ってしまう。
郷と上野は入院した次郎をお見舞いした。
次郎は幸いにも軽傷で2~3日で回復するらしい。
しかし、クラスメートたちは誰も怪獣を見ていなかった。
MATでは隕石の解析が行われていた。
岸田は物凄い引力で圧縮されていた隕石が、
地球の弱い引力で膨張したという仮説を立てる。
郷は次郎の証言から透明怪獣の可能性を主張した。
南は郷に透明怪獣の姿を確認するため、
赤外線カメラを持っていくよう指示するのだった。

おもな登場人物(敬称略)

郷秀樹(団時朗)※放送当時の芸名は団次郎
主人公。МATの隊員だがウルトラマンと一体化している。

加藤勝一郎(塚本信夫)
MATの隊長。規律には厳しいが公平で優しい人物。

南猛(池田駿介)
MAT隊員。チームワークを重視する優しい性格。

岸田文夫(西田健)
MAT隊員。クールなインテリで射撃が得意。

上野一平(三井恒)
MAT隊員。占い好きな三枚目でムードメーカー。

丘ユリ子(桂木美加)
MAT隊員。オペレーター担当だが剣道四段の腕前。

坂田自動車修理工場

坂田健(岸田森)
長兄。郷の最大の理解者で後見人。

坂田アキ(榊原るみ)
健の妹。郷とは相思相愛の仲。

坂田次郎 (川口英樹)
健の弟。活発で明るい小学生。

登場怪獣(サータン)

別名:忍者怪獣
身長:45メートル
体重:3万2千トン
鼻の長さ:20メートル
出身地:宇宙

【帰マン】#19「宇宙から来た透明大怪獣」の感想

久しぶりに坂田家のメンバーが登場しました。
でも、次郎は災難でしたね。

学校で友だちと動物をお世話していたのに、
妙な隕石が飛んできて、思わぬ事態になってしまいます。

郷と上野は隕石について
「よくあるものの一つで問題ない」と判断しました。

確かに隕石の見た目と大きさだけなら、
そう考えても不思議はないでしょう。

そういえば前にも、
岸田の調査が不十分で、
ツインテールが大暴れしたことがありました。

なかなか難しい事ではありますが、
やはり不審な物体の調査は、
「念には念を」入れなければなりません。

とはいえ、郷と上野は入院した次郎くんに、
「自分たちの調査が甘かった」と謝っていたので、
今回のMATは誠実な対応だと思いました。

中性子で出来た敵をどう倒すのか

サータンはウルトラシリーズの中では、
かなりマイナーな怪獣なんですが、
身体が中性子で出来てるという、非常に珍しい敵です。

ちなみに、中性子とは、
こういう性質を持つものなんですよ。

中性子とは、すべての物質を形づくる「原子」の中心(原子核)にある、
電気を帯びていない(プラスでもマイナスでもない)小さな粒のことです。
プラスの電気を持つ「陽子」といっしょに固まって原子の中心にいます。

引用元:Google検索AI

中性子は電荷がゼロなので、
物質をすり抜けやすい性質があります。

だからサータンの身体は透明になったんですよ。

ネロンガやエレドータスも透明になりましたが、
かれらは電気を食べると姿を現わすので、
比較的戦いやすい相手でした。

しかし、サータンは透明のままなんです。

さらに性格は狂暴そのもので、
野球中継のラジオを聴いていたドライバーを、
1万5千トンの重さで踏みつぶしてしまいました。

次郎の学校の動物たちも死なせているので、
本当に許しがたい怪獣です。

MATもどう戦うのか試行錯誤し、
赤外線カメラを使ってサータンの居場所を掴むという、
苦肉の策を考え出しました。

地味だがシナリオがしっかりした佳作

サータンは嫌な怪獣でしたが、
ストーリーは矛盾がなく良くまとまっていて、
視聴後の後味もスッキリしています。

郷がトランポリンで特訓するところも、
初期のドラマに回帰した感じですし、
坂田兄が言ったセリフも名言でした。

レーサーがレース中に考えていることは、
勝利の一字だけだ。
もし負けの字を思い浮かべたら、
その途端にハンドルは岩のように硬くなり、
コーナーでスピンしてしまうだろう。
だからレーサーは、たとえビリを走っていても、
ゴールまで勝利を信じて、走り続けなければならない。
おまえは、一度負けたくらいで尻尾を巻くのか?

引用元:帰ってきたウルトラマン19話(坂田健のセリフ)

どんなに敵が厄介な相手でも、
「勝てない」と思って諦めてしまったら、
道は開けませんからね。

郷を純粋に慕う次郎も健気でした。

次郎は郷の写真を自分の机に飾っていて、
朝晩欠かさず、挨拶をしていたんです。

坂田兄はそれを「心の支え」と言いしましたが、
現代風にいうなら、郷は次郎の「推し」ですね。

「推し」がどんなにピンチでも、
一途に信じ続けた次郎の強さに、私はとても感動しました。

彼が夢でウルトラマンの背中に乗っていたのも、
子どもの憧れを表現していて素敵でした。

またアローに乗った丘隊員の活躍や、
加藤隊長を中心に作戦会議をするMATも素晴らしかったです。

敵役がマイナーなので、地味な印象がありますが、
数あるウルトラの話の中で、傑作に入ると思いますよ。

【帰マン】#19「宇宙から来た透明大怪獣」の情報

本放送日:1971(昭和47)年8月13日
脚本担当:上原正三
音楽:冬木透、すぎやまこういち
特殊技術:佐川和夫
監督:鍛冶昇
視聴率:16.9%

ミケさん

最後まで読んでくれて、ありがとう。

あんのん君

またの来訪を待っているぞ。

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