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【ハヤブサ消防団】第5話あらすじと感想。彩とアビゲイル騎士団の関わり

あんのん君

妙香、何か悩みごとがあったら、
遠慮なく俺に相談しろよ。
変な宗教に入信するのはヤバいからな。

岩松妙香

わかったよ。
でも、彩は「アビゲイル騎士団」に入信したんだよね。
なんで新興宗教なんかに関わったのかな・・・?

出典:ハヤブサ消防団第5話

太郎は意中の相手である彩と急接近するが、
中山田から、彼女が「アビゲイル騎士団」の信者だと知らされる。
「アビゲイル騎士団」は数年前、
教団施設内で信者12名が亡くなるという、
衝撃的な事件を起こした新興宗教団体だった。
ショックを受けた太郎は彩とどう接していいかわからず、
ぎこちない態度を取るようになってしまう。
しかし「町おこしドラマ」の撮影は順調に進み、
太郎は必然的に彩と顔を合わせるようになる。
彩はよそよそしい態度の太郎に対して、
「私たちってどういう関係ですか」と尋ねるのだった-

目次

おもな登場人物(敬称略)

出典:ハヤブサ消防団第5話

主要人物

三馬太郎(中村倫也)※幼少期:佐藤遙灯
スランプ気味の作家。亡き父の故郷「ハヤブサ地区」に転居する。

立木彩(川口春奈)
映像ディレクター。太郎と同じく東京から「ハヤブサ地区」に移り住む。

ハヤブサ消防団

宮原郁夫(橋本じゅん)
分団長。養鶏場「宮原養鶏」の経営者。

森野洋輔(梶原善)
副分団長。町役場の土木課に勤めている。

山原賢作(生瀬勝久)
部長。林業メーカー「山原林業」の社長。

徳田省吾(岡部たかし)
班長。呉服店「一徳堂」の二代目店主。

藤本勘介(満島真之介)※幼少期:加藤翔太
「八百万工務店」勤務。年が近いため太郎とすぐに打ち解ける。

賀来武彦(福田転球)
協力団員。酒飲みの憩いの場「居酒屋サンカク」の店主。

ハヤブサ地区の関係者

江西佑空(麿赤兒)
禅寺「隋明寺」の住職。住民たちからの人望も厚い。

賀来好恵(氏家恵)
武彦の妻で「居酒屋サンカク」の女将。

その他の人物

真鍋明光(古川雄大)
「ルミナスソーラー」の営業マン。ハヤブサ地区を回っている。

中山田洋(山本耕史)
東京にある出版社「草英社」の編集者。太郎の担当。

村岡信蔵(金田明夫)
八百万町の町長。賢作たちの同級生。

ゲスト出演

浅野ヤスノリ(久保田悠来)
東京アーツムービーの社長。監督兼脚本家。

榊浩二(菅原永二)
東京アーツムービーのプロデューサー。

滝川明日花(金澤美穂)
彩の高校時代からの友人。彩に弁護士の杉森を紹介する。

高斎道春(森下創)
「アビゲイル騎士団」の代表。数年前に事件を起こして捕まった。

杉森登(浜田信也)
「アビゲイル騎士団」の顧問弁護士。脚本を奪われた彩の相談に乗る。

ハヤブサ消防団第5話の感想

出典:ハヤブサ消防団第5話

「アビゲイル騎士団」のイメージカラーは紫

信者12名が亡くなるという事件が起きたので、
禍々しくておっかない集団だと思っていました。

アビゲイル騎士団はちょっと長いので、
これからはアビゲイルと呼びますね。

因みに彩が訪ねた頃のアビゲイルは、
キレイなオフィスみたいで、
気さくなおばちゃんたちもいたんですよ。

それが虚像なのか、実際の姿なのかわかりませんが、
東京アーツムービーに打ちのめされた彩にとっては、
居心地のいい空間に感じたんでしょうね。

興味深いのはアビゲイルの教義でした。

『始まりも終わりもない円環構造の中において孤独からの救済を得る』

なんだか閉鎖的だと思いましたが、
新興宗教は伝統的な教え(仏教やキリスト教)と違って、
排他的なところがあるんですよ。

彩は高校時代からの友人の誘いで、
アビゲイルに入信することになりましたが、
弁護士を紹介するというのが巧妙でした。

法テラスに行けば済むことなのに、
わざわざアビゲイルの本部に連れて行くとは、
勧誘する気が満々ですよね。

まあ、明日花本人が正しいと信じているので、
そうなったんだとは思いますが・・・

諸悪の根源は東京アーツムービーの浅野です。

才能なんてないのに、社長の権力を行使して、
彩が必死で書いた脚本を取り上げるんですから。

しかも、彩とは男女の間柄だったらしく、
パワハラだけでなく、セクハラもやってました。

彩がアビゲイルに逃げたくなったのも、
ちょっとはわかる気がしますね。

アビゲイルは事件を起こしてヤバい教団になりますが、
イメージカラーだけはオシャレです。

彼らが紫を選んだのは、
スピリチュアル的にこんな意味があるからでしょう。

  • 夜空や宇宙を表す色
  • 神が住む高い場所を表す色
  • 俗世では想像できないような理想の世界

仏教系なのかキリスト教系なのか、
どういう経緯でアビゲイルが誕生したのか、
すごく気になりますね。

杉森は食わせ者の気がする

アビゲイルを頼った彩は、顧問弁護士の杉森に助けられ、
東京アーツムービーから、未払いの給与2か月分を取り戻しました。

杉森は弁護士だけに口が達者で、
「立木がカルトに入信した」と冷やかす浅野に対し、
こう言って反論します。

カルトとはカリスマ的指導者を、
熱狂的に信仰する集団を指すといわれています。
時にその組織体系により、構成員の自律的な思考や、
行動が損なわれることもあります。

引用元:ハヤブサ消防団5話(杉森登のセリフ)

彩は自分が働いていた東京アーツムービーこそが、
浅野ヤスノリという「キング」を崇めていたカルトだと気づきます。

トップの言うことなら間違いない。
トップには何がなんでも従う。

東京アーツムービーは個人の意思など入り込む余地はなく、
「キング」の意のままに動く会社だったんです。

新興宗教もおっかないですが、
東京アーツムービーみたいなブラック企業は、
どこにでもあるのが怖いですね。

杉森は彩を救ったヒーローになりましたが、
独特な雰囲気を持つ彼は、
とんでもない食わせ者かも知れません。

信者として実績のない彩に、
教団のプロモーションビデオの制作を頼んだり、
トップの高斎道春に引き合わせるなど、
不可解な行動が目立ちます。

才色兼備な彩に出会って、
教団として利用できると思ったんでしょう。

杉森役の浜田信也さんはラストマン2話でも、
皆見に制圧されるヤバい犯人でしたが、
ハヤブサでも大いに暗躍するかも知れません。

でも・・・

彩の身の上話は真実なのか、
ぜんぶ信じてしまうのは危険ですね。

謎の女性の写真を見た時の彩は、
何か企んでいるような雰囲気でしたから。

ハヤブサ消防団第5話の公式ツイート

ハヤブサ消防団第5話の基本情報

出典:ハヤブサ消防団第5話

本放送日:2023(令和5)年8月17日
原作:池井戸潤「ハヤブサ消防団」(集英社)
脚本:香坂隆史
音楽:桶狭間ありさ
エンディングテーマ:命日(ちゃんみな)
演出:常廣丈太
制作著作:テレビ朝日
視聴率:8.8%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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