妙香、狩山が逮捕されて、
法廷で裁かれることになったが、
秋澤は味方してくれるんだろうか?
彼が味方にならないと、
狩山は完全に詰んでしまうから、
最後は味方になってくれると思うよ。
あと社長の動向にも注目したい。
前回の感想はこちらです。
Believe-君にかける橋-最終回のあらすじ
出典:Believe-君にかける橋-最終回
玲子との再会も束の間、狩山は自宅で逮捕されてしまう。
警察の前には多くの報道陣が押しかけ、騒然とした雰囲気になった。
白石は取り調べを開始するが、狩山は黙秘を貫く。
すると、白石は他の刑事を退出させ、
「龍神大橋崩落事故の真相を語るな」と、狩山に圧力をかけた。
そんななか、黒木が警察に戻ってくる。
彼は永代町女子大生殺害事件の犯人を逮捕していたのだ。
黒木は白石から5分間の許可をもらうと、
狩山に「これまでの人生で後悔したことはあるか」と問うのだった。
おもな登場人物(敬称略)
出典:Believe-君にかける橋-最終回
主要人物
狩山陸(木村拓哉)
大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部部長。無実の罪で収監される。
狩山玲子(天海祐希)
狩山の妻。聖修大学病院循環器センターの看護師長。
帝和建設
本宮絵里菜(山本舞香)
土木設計部・第一設計課に所属。狩山の部下で南雲の婚約者。
南雲大樹(一ノ瀬颯)
土木設計部・第一設計課の主任。狩山と上司の間で板挟みになる。
桑原誠(岩谷健司)
常務取締役。龍神大橋崩落事故の真相を隠すため暗躍。
磯田典孝(小日向文世)
帝和建設社長。厚労省から天下りして多くの会社を再建した。
警察関係者
黒木正興(竹内涼真)
警視庁刑事部捜査第一課の刑事。若松の実弟。
梶田千佳(片山友希)
国立署の刑事。白石とともに狩山を取り調べる。
白石丈一(前川泰之)
警視庁捜査一課の管理官。出世のため狩山を懐柔しようとする。
その他の人物
若松博通(竹内涼真)※二役
若新建設の社長。龍神大橋を破壊したことを後悔していた。
野口ヒロト(濱田龍臣)※回想。
国立刑務所の囚人。狩山の脱走に協力した。
半田豊(田中哲司)
狩山のかつての仕事仲間。裁判を傍聴する。
秋澤良人(斎藤工)
弁護士。狩山を裏切ったように見えたが味方だった。
榛名文江(賀来千香子)
東京都知事。事件の関与が不明のため罪に問われなかった。
Believe-君にかける橋-最終回の感想
出典:Believe-君にかける橋-最終回
橋を落とした理由は会社の資金難
ついに終わってしまいましたね。
ネットではいろいろと言われていましたが、
私は素晴らしいドラマだと思っています。
狩山は帝和建設の社員たちを守るため、
磯田の懇願で泥をかぶりましたが、
実は磯田こそが真のラスボスでした。
龍神大橋の建設は、
東京都の肝いりのプロジェクトである、
「黒鉄島再開発」の一環でした。
帝和建設はこれに参加して、
傾きつつあった、
会社再建の突破口にしようと考えていました。
しかし、想定外の事態が起こってしまったんですよ。
身の丈に合わない仕事を引き受けたため、
途中で資金難に陥ってしまったんです。
- 帝和建設が資金難に陥る
- 工事が中断になると黒鉄島の住宅購入者から糾弾を受ける
- 最悪の場合、訴えられる可能性がある
- 東京都にとってもマズい事態になる
- 崩落事故で批判の矛先をかわせた
- 工事中止の間に帝和建設は資金調達ができた
- 結果的に工事の中止は東京都と都知事に好都合だった
自社で建築中の橋を、クレームを恐れて落とすなんて、
本当に愚かとしか言いようがありませんね。
資金難なら「プロジェクトから撤退させてくれ」と、
素直に東京都にいうべきでした。
磯田は「企業の再建家」を自負していますが、
官僚出身だけあって、傍若無人な発言をします。
綺麗ごとだ。
引用元:Believe-君に架ける橋-最終回(磯田のセリフ)
人は地位やカネのために動くもの。
それが真理だ。
働くことは夢を捨てることです。
まあ、確かに、
地位のために動いた南雲や、
カネのために動いた若松と林もいますが、
夢を捨てて働くというのは同意できません。
官僚にとって夢とは、
空の虹のような綺麗ごとなのかも知れませんが、
夢こそが多くの発明を生み出し、
人間社会を大きく発展させてきたんですよ。
それに「夢を捨てて働く」ことほど、
苦しいものはないじゃないですか。
美味しいものを食べるとか、
行ってみたかった観光地に旅行するとか、
推し活グッズを大人買いするとか、
いろんな夢や楽しみがあるから、人はがんばれるんです。
夢を大事にする狩山と、
目先のことしか見えない磯田は水と油でしたね。
会社を社員のみんなを救うために、
引用元:Believe-君に架ける橋-最終回(狩山のセリフ)
嘘の証言をした。
愚かでした。
ひとりで8000人を背負えるわけないんです。
橋はひとりでは造れません。
誰よりもわかっていたはずなのに、
そんな当たり前のことも忘れてました。
でも、狩山玲子が、
僕を僕でいさせてくれました。
狩山は事故の直後は迷っていましたが、
玲子との仲を修復することで、
どんどん強くなることができました。
彼女は磯田に、
狩山が描いた龍神大橋のスケッチを見せてましたね。
磯田が裁判で証言してくれたのは、
冷徹な官僚といえども、
わずかに人の心が残っていたからなんでしょう。
人を信じることの難しさと大切さ
狩山が逆転勝利できたのは、
秋澤が悪を装ってまで、証拠を集めてくれたからです。
途中まで、かなりやばいことをしていたので、
完全に磯田側につくかと思いきや、
裁判で徹底的に戦ってくれました。
秋澤は想定外なことが起こると早口になり、
いつもハンカチで汗をぬぐっていましたが、
過去に担当した案件で、
大きなトラウマがあったからでした。
秋澤は5年前、
多額の賠償請求をされていた会社を救うため、
経営者に裁判で戦うことを提案しました。
しかし、経営者はそれを拒否し、
企業担当弁護士の秋澤を解任してしまったんですよ。
その仕打ちに激怒した秋澤は、
経営者に対して、
絶対に言ってはいけないことを言ってしまいました。
数か月後、企業は倒産し、
経営者は自らの命を絶っていたんです。
秋澤は2度とこういった失敗をしないために、
必死で狩山が有利になる情報を集めていました。
しかし、狩山の目には「裏切り」に見えたので、
一時は双方の信頼関係にヒビが入りました。
狩山が秋澤を信頼するようになったのは、
5年前の出来事を正直に話してくれたからです。
人を信頼するというのは、
いちばん大切なことなんですが、
同時にいちばん難しいことでもあるんです。
秋澤が不誠実な人間なら、
5年前の出来事をうやむやにしたでしょうが、
彼はそうしませんでした。
狩山さんは、あの事故から逃げなかった。
引用元:Believe-君に架ける橋-最終回(秋澤のセリフ)
自分がついた嘘からも。
組織や権力からも逃げなかった。
あなたが逃げたのは刑務所からだけです。
そんな狩山だからこそ、
秋澤は助けたいと思ったんですね。
Believeとは人と人の心に架ける橋
ずっと誰かに裏切られ続けてきた狩山ですが、
最終回はたくさんの人が味方になってくれました。
奥さんの玲子はもちろん、
絵里菜のファインプレーにはビックリしましたよ。
彼女は南雲が預かっていた証拠のSSDを、
浮気の証拠だと思い込んでコピーしましたが、
これが裁判で役に立ったんです。
今まで目立った動きがなかったので、
本当によくやったと思いました。
玲子に狩山との馴れ初めを聞くシーンも良かったですね。
橋は土地と土地を、
引用元:Believe-君に架ける橋-最終回(狩山のセリフ)
人と人をつなぐ構造物です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
その橋を人が渡れば、街が出来ます。
経済が生まれて、文化が生まれます。
目の前に川が流れていたなら、
橋を架ければいいんです。
その橋は人にしか造ることができません。
何故、架けるべき橋を、
落とさなければならなかったのか。
何故、橋を渡るはずだった人の、
多くのつながりを断つことになったのか。
どうしても、知らなければならないと考えました。
絵里菜がコピーしたSSDのパスワードは、
ドラマタイトルである「Believe」でした。
日本一の橋屋である狩山は、
人と人の心をつなぐ橋が「信頼」だと分かっていたんです。
狩山を支え続けた玲子は、
残念ながら亡くなってしまいましたが、
彼の心の中ではずっと生き続けていますよ。
この素敵なドラマのおかげで、
私も人を信じてみたいと思いましたし、
夫婦というのはいいものだと感じました。
一度くらい、太陽に近づいてみたい。
引用元:Believe-君に架ける橋-最終回(林のセリフ)
素晴らしい名言が多い最終回でしたが、
私は林のセリフがいちばん気に入りましたよ。
Believe-君にかける橋-最終回の公式ツイート
⋱\👑トレンド1️⃣位獲得👑/⋰
— TVerおすすめ【公式】 (@TVer_official) June 20, 2024
『Believe−君にかける橋−』最終回
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Believe-君にかける橋-最終回の基本情報
出典:Believe-君にかける橋-最終回
本放送日:2024(令和6)年6月20日
脚本:井上由美子
音楽:林ゆうき
エンディングテーマ:MAN WITH A MISSION「I’ll be there」(Sony Music Labels Inc.)
演出:常廣丈太
制作著作:テレビ朝日
視聴率:13.2%
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。