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【名言】苦しみを乗り越えるには、思い切ることが必要だ(脚本家・金城哲夫)

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

ウルトラマンは誰もが知る国民的ヒーローですが、

それを生み出した人については、

わからないという人も多いのではないでしょうか。

2月26日はウルトラマンの生みの親である、

金城哲夫さんのご命日です。

つたない文章ではありますが、

金城哲夫さんの名言と経歴、

そして作品についてご紹介して行きます。

目次

金城哲夫さんのプロフィール

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画像出典:おきなわはえばる観光ガイド

脚本家
生年:1938(昭和13)年
没年:1976(昭和51)年
出身地:沖縄県島尻郡南風原町
学歴:玉川大学文学部教育学科卒業

金城哲夫さんの名言

苦しみを乗り越えるには思い切ることが必要だ。

あきらめではなく、何が一番大切かを突き詰めてみることだ。

無くしてはならぬものはそう多くはない筈だ。

いや、それは一つしかないと思えばよろしい。

天才脚本家の栄光と悲劇

金城哲夫さんは沖縄の人ですが、

高校受験に失敗したことがきっかけで上京します。

玉川学園に在学中に演劇に興味を持ち、

知人の紹介で円谷特技研究所(以下:円谷プロ)に入りました。

円谷プロでは企画文芸部の主任として活躍しました。

日本版「トワイライトゾーン」とも呼べる「ウルトラQ」を手はじめに、

「初代ウルトラマン」や「ウルトラセブン」など、

数々の作品を世に送り出しました。

「ウルトラシリーズ」は怪獣ブームを巻き起こす人気作品となりましたが、

後続の「マイティジャック」と「怪奇大作戦」は、

「ウルトラほどの視聴率がない」というスポンサーからのクレームで、

改編や打ち切りという憂き目に遭ってしまったんです。

番組の受注がなくなってしまった円谷プロは、

大幅なリストラをはじめてしまうんですが、

その影響で文芸部も廃止されてしまいました。

金城哲夫さんは脚本家ではなく、

プロデューサーとして仕事をするよう言われますが、

会社上層部の意向には従いませんでした。

彼は退職して故郷の沖縄に帰り、

ラジオパーソナリティや琉球芝居の脚本を書きます。

さらに「沖縄海洋博」の演出も手がけました。

しかし昭和51年の2月26日。

金城哲夫さんは不慮の事故で亡くなられてしまいました。

まだ37歳という若さだったんです。

亡くなる10年前には、

「ウルトラQ」や「初代ウルトラマン」で、

たくさんの名作を書いていたかと思うと、

人の命の儚さを感じずにはいられません。

金城哲夫さんが書いたウルトラ脚本一覧

ウルトラQ(昭和41年放送)

★単独脚本

・第2話「五郎とゴロー」

・第3話「宇宙からの贈り物」

・第8話「甘い蜜の恐怖」

・第9話「クモ男爵」

・第13話「ガラダマ」

・第16話「ガラモンの逆襲」

・第17話「1/8計画」

・第23話「南海の怒り」

★共同脚本

・第4話「マンモスフラワー」(梶田興治)

・第7話「SOS富士山」(千束北男)

・第19話「2020年の挑戦」(千束北男)

・第27話「206便消滅す」(山浦弘靖)※原案:熊谷健

★原案提供

・第22話「変身」(脚本・北沢杏子)

ウルトラマン(昭和41年放送)

★単独脚本

・第10話「謎の恐竜基地」

・第13話「オイルSOS」

・第20話「恐怖のルート87」

・第30話「まぼろしの雪山」

・第33話「禁じられた言葉」

・第37話「小さな英雄」

・第39話「さらばウルトラマン」

★共同脚本

・第1話「ウルトラ作戦第1号」(関沢新一)

・第7話「バラージの青い石」(南川竜)

・第8話「怪獣無法地帯」(上原正三)

・第18話「遊星から来た兄弟」(南川竜)

・第26話「怪獣殿下(前編)」(若槻文三)

・第27話「怪獣殿下(後編)」(若槻文三)

・第29話「地底への挑戦」(南川竜)

ウルトラセブン(昭和42年放送)

 ★単独脚本

・第1話「姿なき挑戦者」

・第2話「緑の恐怖」

・第3話「湖のひみつ」

・第7話「宇宙囚人303」

・第8話「狙われた街」

・第11話「魔の山へ飛べ」

・第14話「ウルトラ警備隊西へ(前編)」

・第15話「ウルトラ警備隊西へ(後編)」

・第18話「空間X脱出」

・第25話「零下140度の対決」

・第34話「蒸発都市」

・第42話「ノンマルトの使者」

・第48話「史上最大の侵略(前編)」

・第49話「史上最大の侵略(後編)」

★共同脚本

・第4話「マックス号応答せよ」(山田正弘)

帰ってきたウルトラマン(昭和45年放送)

 ★単独脚本

・第11話「毒ガス怪獣出現」

わずかな希望を大切に

この名言は金城哲夫さんがもっとも辛かった時に、

発した言葉ではないかと思います。

たとえ土壇場に立たされても、

わずかな希望を持っていれば、必ずや打開策が見つかるでしょう。

人は誰でもウルトラマンになれますからね。

ウルトラシリーズは人生最初の推し

私は物心ついた頃、年の離れた2人の姉と一緒に、

白黒テレビで「ある番組」を観ていました。

とても怖い話だったんですが、

それはウルトラQでした。

幼稚園に通っていた頃は、

再放送されていた初代ウルトラマンを気に入り、

怪獣のメンコを買ってもらったことがあります。

わが家は2人の姉だけでなく、

両親もウルトラマンが大好きでした。

よく子守唄代わりに主題歌を歌ってもらったんですよ。

生まれながらにウルトラと接点のあった私ですが、

決定的にファンになったのは、

ウルトラQも初代ウルトラマンも、

自分が生まれた昭和41年に放送されたドラマだったからです。

ウルトラシリーズが人生最初の推しになったのは、

運命としか言いようがないですね。

でも、ヒーローや怪獣のことは知っていても、

制作した人のことはまったく知りませんでした。

金城哲夫さんのことを知ったのは、約9年ほど前ですが、

ウルトラシリーズの歴史を学んで、本当に良かったです。

彼の壮絶な足跡に比べたら、

自分の苦労など足元にも及びません。

だけど、どうしようもない壁にぶち当たった時は、

この名言を思い出して、がんばりたいですね。

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