ミケさん地底怪獣は変なヤツが多いね。
今回登場するモグージョンは、
人間に苦手なものを見せるらしいよ。
あんのん君ずいぶん悪趣味な怪獣だな。
何が目的でそんなことをするんだ?
宇宙人の手先なのか・・・?
地底をうごめく怪しい影。
引用元:ウルトラマンブレーザー第16話(予告ナレーション)
幻視怪獣モグージョンの魔の手が忍び寄るとき、
押し込められていた心の蓋が開く。
次回『ウルトラマンブレーザー』
「恐怖は地底より」
深淵を覗くのは神か己か。
【ブレーザー】#16「恐怖は地底より」のあらすじ
藤垣市の工事現場に巨大な穴が出現した。
作業員たちがその穴をのぞき込むと、
突然、激しい光に襲われた。
作業員たちはパニックになって病院に運ばれたが、
彼らが穴の中で見たものは、みんな違っていた。
SKaRDは怪獣の想像図を描いて、調査に乗り出すが、
穴をのぞき込んだテルアキが気絶してしまう。
さらに怪獣に遭遇したヤスノブとアンリも倒れてしまった。
ゲントは怪獣が見せる幻覚を見破り、
エミにアースガロンに乗るよう指示を出す。
SKaRDのメンバー(敬称略)
ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
隊長。ここぞの時の決め台詞は「俺が行く。」
アオべ・エミ(搗宮姫奈)
本作のヒロイン。МITを17歳で卒業した天才。
ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
副隊長兼作戦参謀を務める。階級は1等特尉。
ミナミ・アンリ(内藤好美)
工学学校からの叩き上げ。階級は2等特尉。
バンドウ・ヤスノブ(梶原颯)
元木更津基地輸送機部隊のパイロット。階級は3等特尉。
アーくん(石田彰)
アースガロンのAI音声。穏やかで礼儀正しい。
登場怪獣(モグージョン)
【ブレーザー】#16「恐怖は地底より」の感想
モグージョン、なかなか知能犯でしたね。
捕食対象に苦手なものを見せてパニックにしてしまうなんて、
敵ながらあっぱれな作戦ですよ。
4人の作業員が見た怪獣たちは、
いずれも過去作に登場した個体です。
- 大きなくちばし→ライバッサー
- 毛むくじゃらの巨人→M1号
- サソリ→超獣バラバ
- タコの吸盤→タッコング
彼らの話をもとに、
SKaRDが作成した怪獣の絵は、
めちゃくちゃシュールなものでした。
でも、実際は4人がそれぞれ、
苦手なものを見せられていたんです。
きっと作業員たちは過去にウルトラシリーズを見て、
トラウマになったことがあったんでしょう。
もっとも、タコに見えた人は、
タコそのものがダメなのかも知れません。
因みに、SKaRDの隊員たちの苦手なものは、
以下の通りでした。
- アンリ→甲虫怪獣タガヌラー
- ヤスノブ→オーロラ怪人カナン星人
- テルアキ→おはぎ
アンリは根っからの虫嫌いですし、
ヤスノブは地球侵略の片棒を担がされそうになったので、
タガヌラーとカナン星人が苦手なのはわかります。
テルアキのおはぎ嫌いにはビックリです!
確かに「動いてるおはぎ」というのは、
ちょっと怖いですけど。
たぶん、山梨にある実家で、
お母さんが大量に作ったのを食べて、
お腹を壊しちゃったんじゃないでしょうか。
田舎は春と秋のお彼岸になると、
みんなでせっせとおはぎを作るんです。
テルアキはそういった行事も苦手だったんだと思います。
だけど、おはぎはすごく美味しいですから、
いつかまた、食べられるようになるといいですね。
エミの悩みを聞いてあげたい
アンリ・ヤスノブ・テルアキの苦手なものは、
深刻なものではありませんでしたが、
エミとゲントはシリアスでした。
エミはMITを飛び級で卒業するほど優秀なのに、
なんで自分が嫌いなんでしょうか。
彼女は政府も防衛隊の上層部も信用しないと言ってましたし、
若いうちから世の中の裏の部分を見てきたので、
何か大きな悩みを抱えてるんだと思います。
エミの生まれた1999年は、
新聞記事になっていた隕石が落ちた年ですし、
ノヴァイオ社に潜入した時には、
意味深なセリフも言ってたんですよ。
世の中に偶然なんてありません。
引用元:ウルトラマンブレーザー4話(アオベ・エミのセリフ)
裏を返せば何処もかしこも真っ黒。
彼女はモグージョンの幻視光線のせいで、
巨大化した自分がブレーザーと戦う姿を見せられましたが、
「正義」というものに疑問を持っているんでしょうね。
女性隊員の巨大化は、
初代ウルトラマンのフジ・アキコ隊員、
シン・ウルトラマンの浅見弘子隊員とありましたが、
エミの巨大化はすごく悲しそうでした。


ここはひとつ、カフェでお茶でも飲んで、
悩みを聞いてあげましょうか。
エミはSKaRDのメンバーの前では、
いつも明るく振舞っているので、
抱えているものは想像以上に大きいはずです。
だけど、ゲントがいれば大丈夫です。
何故なら、彼のいちばん苦手なものは、
SKaRDが負けてしまった時ですから。
ウルトラマンブレーザー16話の基本情報
ミケさん最後まで読んでくれて、ありがとう。
あんのん君またの来訪を待っているぞ。


