妙香、ブレーザーが倒した怪獣が市街地に現れたぞ。
でも、建物を破壊したりはしないんだ。
まさかと思うけど、
怪獣の幽霊だったりして。
でも、成仏できなくてさまよってるのかな?
それにあのビルの上の男はいったい・・・
かつて撃破した怪獣達の復活。
そこに現れる謎の男。
振り下ろされた刃の煌めきに誘われ、
ゲントと男が対峙する。
次回『ウルトラマンブレーザー』
「さすらいのザンギル」
それは戦いに生きた男のレクイエム。
ウルトラマンブレーザー17話のあらすじ
出典:ウルトラマンブレーザー17話
倒したはずのタガヌラーが沓波市に出現した。
現場に急行したゲントはアンリから、
タガヌラーが人や建物をすり抜けていたと聞く。
すると、ビルの屋上にいた「謎の男」が、
みごとな剣技でタガヌラーを消し去った。
SKaRDCPではテルアキがゲントと各隊員に、
過去の怪獣たちの再現出について説明をしていた。
怪獣たちはいずれも捕食や破壊活動はせず、
謎の男によって消去されていたのだった。
ゲントは旧ノヴァイオ社の跡地に行き、
そこで怪獣たちを消した「謎の男」と遭遇するー
SKaRDのメンバー(敬称略)
ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
隊長。ここぞの時の決め台詞は「俺が行く。」
アオべ・エミ(搗宮姫奈)
本作のヒロイン。МITを17歳で卒業した天才。
ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
副隊長兼作戦参謀を務める。階級は1等特尉。
ミナミ・アンリ(内藤好美)
工学学校からの叩き上げ。階級は2等特尉。
バンドウ・ヤスノブ(梶原颯)
元木更津基地輸送機部隊のパイロット。階級は3等特尉。
アーくん(石田彰)
アースガロンのAI音声。穏やかで礼儀正しい。
ゲスト出演
喫茶店の老婦人(服部妙子)
来店したゲントとザンギルをもてなす。
ウルトラ戦士
ブレーザーは野性味があってカッコいいですよね。
でも、ピョンピョン跳ねる時は可愛らしいです。
たくさんある必殺技も大好きです!
登場怪獣(宇宙侍ザンギル)
ゲントが出会った「謎の男」だ。
ザンギルと名乗る宇宙人だが、
出身地や種族はまったくわからない。
死んだ怪獣の魂を鎮めることを使命としているが、
かつて「剣の達人」と戦って負けた時に、
「108の魂を鎮めよ」と言われたからだという。
日本の侍文化やコーヒーを好み、
ゲントとも交流を深めたが、
実はザンギル本人も魂だったんだ。
ウルトラマンブレーザー17話「さすらいのザンギル」の感想
出典:ウルトラマンブレーザー17話
ブレーザーは宇宙侍と怨霊を退治する
ザンギルはキャラデザが怖い感じなので、
敵なのかと思いましたが、
そうではありませんでした。
彼は孤高の剣士で、
108個の怪獣の魂を鎮めるために、
宇宙を旅していたんです。
そして地球にたどり着き、
かつてブレーザーが倒した怪獣たちを、
剣技で消滅させていました。
ザンギルが「鎮魂」していたのは、
荒くれだったころの自分に対する罪滅ぼしであり、
精神を高める修業だったんでしょう。
ブレーザーには過去にも神回がいくつかありましたが、
私は今回がいちばん気に入りました。
岩松妙香の地元・前橋は、
「剣聖」と呼ばれた上泉信綱の出身地なので、
剣士にまつわる話が大好きなんです。
再出現した怪獣たちは、
タガヌラーのほかに、バザンガやゲードス、
レヴィーラにデルタンダルもいました。
でも、いちばんやばかったのはニジカガチです。
ニジカガチはザンギルが持っていた石のエネルギーを吸うと、
肉体を手に入れて怨霊化してしまいました。
もともとスペックが高かったのに、
おっかない怨霊になってしまったんですから、
もう手がつけられません。
ニジカガチは虹光線で街を破壊してゆきます。
ブレーザーに変身したゲントは、
ザンギルと連携して、怨霊のニジカガチと戦いました。
レインボー光輪は虹光線で壊されましたが、
ザンギルからパワーをもらい、
チルソナイトソードでニジカガチを一刀両断にします。
ところが、分断されたニジカガチは、
ザンギルを捕らえて、一体化してしまいました。
有利から一転、劣勢になってしまいます。
そこでアースガロンがブレーザーを援護しましたが、
ザンギルの攻撃でやられてしまったんですよ。
ブレーザーは「抜き差し一閃」でザンギルを倒しました。
しかし「峰打ち」だったのでザンギルは死んでおらず、
怨霊だったニジカガチの光球が浮かびあがりました。
ブレーザーとザンギルはニジカガチの光球を斬って、
怪獣復活騒動を収めました。
無性にコーヒーゼリーが食べたくなった
ザンギルは宇宙人ですが、
地球の文化をいろいろ学ぶうちに、
侍とコーヒーが好きになりました。
もともと剣士ですから、
侍を気に入るのは当然といえます。
コーヒーは人を癒す飲み物ですしね。
ゲントは時代劇が好きだったので、
ザンギルとは妙に気が合ったんです。
ブレーザーが「峰打ち」を使えたのは、
ゲントが時代劇を見ていたからでしょうね。
地球人と宇宙人が打ち解けるのは、
なかなか難しいことなんですが、
ゲントとザンギルはいい友人になると思いました。
ところが・・・
ザンギルはすでに故人だったんですよ。
彼はあの石で自分自身も具現化していたんです。
たぶんザンギルは、
「剣の達人」から託された使命を果たせないまま、
どこかで命を落としてしまったんでしょう。
でも、死んだままでは、
「剣の達人」との約束を破ってしまうので、
地球に来て「鎮魂」をしていたんです。
ザンギルが唯一心残りだったのは、
お気に入りのコーヒーを飲めなかったことですね。
あの喫茶店には「古き良き時代」の雰囲気がありますし、
店主の女性もいい人ですから・・・
コーヒーゼリーは市販品もたくさんありますが、
喫茶店の手作りは格別の美味しさです。
この話を見ていたら、
無性にコーヒーゼリーが食べたくなりました。
あと、ブレーザーが、
道から落ちそうだったトラックを助けましたが、
あの運転手の声は辻本監督ですね。
感動的な話の中に、
遊び心があるというのも素敵でした。
来週の放送も楽しみです!
ウルトラマンブレーザー17話の公式ツイート
出典:ウルトラマンブレーザー17話
🔵#ウルトラマンブレーザー🔴
— ウルトラマンブレーザー公式 (@ultraman_series) November 12, 2023
=== データベース <CORE>===
作品解説を毎週お届け。
これを読めば、より一層作品の知識が深まるだろう。
今週のデータは・・
◢◤顕現石(けんげんせき)◢◤
ザンギルが所持する特殊な力を持つ石。
▼見逃し配信で復習だhttps://t.co/7Sy7RHQO3B pic.twitter.com/LF1sq7O4CA
ウルトラマンブレーザー17話の基本情報
出典:ウルトラマンブレーザー17話
本放送日:2023(令和5)年11月11日
脚本担当:継田淳
登場怪獣、宇宙人:宇宙侍ザンギル、亡霊怪獣軍団、剣の達人
オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」きだたにひろし
エンディングテーマ「Brave Blazar」MindaRyn
予告ナレーション:吉本元喜
監督:辻本貴則
最後まで読んでくれて、ありがとな。
またのご訪問をお待ちしています。