【ウルトラマンデッカー】23話「絶望の空」あらすじと感想。カナタとアガムスの想いは一緒だった

あんのん君

妙香、ウルトラマンデッカーもいよいよ佳境だな。
スフィアの総攻撃がはじまり、
宇宙にマザースフィアザウルスが出現したぞ。
地球の運命が心配だ。

岩松妙香

バッドエンドというのはあり得ないので、
デッカーが勝つと信じてるけど、
苦戦につぐ苦戦だし、
アガムスはどうなるのか、
気になることが盛りだくさんだね。

目次

主人公とGUTS-SELECTのメンバー(敬称略)

アスミ・カナタ(松本大輝)
元は老舗せんべい屋の看板息子。ウルトラマンデッカーに変身する。

キリノ・イチカ(村山優香)
カナタの同期。宇宙開発の仕事をする夢を持つ。

リュウモン・ソウマ(大地伸永)
カナタの同期。非常にストイックな性格。

カイザキ・サワ(宮澤佐江)
GUTS-SELECTの副隊長。ナースデッセイ号の操舵手。

ムラホシ・タイジ(黄川田雅哉)
GUTS-SELECTの隊長。元はTPU訓練校の校長だった。

HANE2(CV:土田大)
通称ハネジロー。ガッツホークを無人操縦する。

客演ヒーロー

マナカ・ケンゴ(寺坂頼我)
火星在住の植物学者。ウルトラマントリガーに変身する。

ゲスト出演

レリア(藤山由依)
アガムスの妻。スフィアの襲撃で命を落としてしまう。

本作のメインヴィラン

アガムス(小柳友)
バズド星人。ある理由から地球を滅ぼそうとする。

登場怪獣(マザースフィアザウルス)

別名:最強スフィア獣
身長:88メートル
体重:88000トン
出身地:宇宙
スーツアクター:桑原義樹
CV:大原さやか

【ウルトラマンデッカー】23話「絶望の空」のあらすじ

リュウモンはカナタがデッカーだと知ってしまいました。

パンドンと戦った時のケガが同じだったので、
うすうす気づいてはいましたが、その事実に驚きます。

アガムスは記憶喪失になる

ムラホシ隊長は捕虜になったアガムスについて説明しました。

自分自身のことは正しく認識できるものの、
今いる場所がどの時代のどの星なのか、
まったくわからなくなっていたんです。

そして、いたずらに刺激すれば、
症状が悪化する危険性がありました。

アガムスはGUTS-SELECTをはじめ、
TPUのメンバーに何も尋ねません。

地球人に対して心を閉ざしているんです。

ムラホシ隊長の話を聞いたカナタは、
アガムスとの面会を希望しました。

カナタはアサカゲ博士といちばん交流していたので、
アガムスと話するにはうってつけでした。

もしアガムスの心を開かせることができれば、
スフィア攻略のヒントが聞ける可能性があります。

カナタは本当のことが知りたいと思っていました。

明日見屋の家訓通りに

地球とバズド星は、
何故スフィアの攻撃を受けたのか・・・

アガムスと腹を割って話せれば、
事態解決への大きな一歩になります。

イチカとリュウモンは、
アガムスがまた攻撃してこないか心配します。

カナタは「攻撃は絶対に止めてみせる」といいました。

下手に刺激すれば何をするかわからないので、
面会には細心の注意が必要でした。

アサカゲ博士の面影

カナタが面会室に入ると、
アガムスは点滴をつけた状態で出てきました。

先の戦いのダメージは相当だったようです。

カナタはアガムスに食事のことを聞きます。
「病院食は美味くないでしょう」といいますが、
アガムスは何も答えません。

しばらく沈黙が続いたあと、
アガムスは「ここは地球なんですよね」とつぶやきました。

さらに「設備を見ればわかる」といって、
古い時代の地球であるといいます。

アガムスのその喋り方は、
「アサカゲ・ユウイチロウ」を名乗っていた頃のような、
非常に穏やかなものでした。

そしてスフィアと戦っているところまでは覚えているのに、
その後の記憶がないと言いました。

スフィア本体の弱点

アガムスはいつになく饒舌でした。

カナタにバズド星が敵の襲撃を受けたことと、
スフィアの正体について語ります。

スフィアは「星を食う巨大な未知の宇宙生物」で、
これまでに幾つもの星が犠牲になっていました。

文明が発達した星をバリアで包み込み、
巨大な怪獣を送りこんでエネルギーを吸収するんです。

最後には星そのものがマザーに食われます。

マザーとは時空を超えて存在するスフィア本体のことで、
その襲来を防ぐ方法は怪獣を倒すことでした。

しかしマザーを消滅させないと、
スフィアの脅威はいつまで経っても終わりません。

カナタはアガムスに、
「マザーには弱点があるのか」と尋ねました。

アガムスはマザーの弱点は判明しているが、
未来のバズド星の技術でも実現はできないといいます。

それでも未来人たちは、
諦めずにスフィアと戦い続けているのでした。

【ウルトラマンデッカー】23話「絶望の空」の感想

なんとも切ない話でした。

カナタはアガムスが、
「アサカゲ・ユウイチロウ」を名乗っていた頃から、
彼の人柄を慕っていたので、
なんとかして救いたいと思っています。

デッカー・アスミからの宿題でもありますし。

そりゃあ、間違うこともある。
良かれと思って失敗しちゃうことも。
でも、だからって。
じっとしてるのって違うと思うんです。
目の前に困ってる人がいて、苦しんでる人がいて、
何もしないなんて、俺は・・・
俺は守りたいと思ったものは、
全部、守りたいんです。

守りたいものを全部守るというのは、
かなり大変なことだと思いますが、
カナタは自分を取り巻く仲間と、
地球が大好きだから戦うんです。

実はアガムスも同じ想いを持っていました。

私もそう思います。
私も故郷を・・・宇宙の友人たちを、
大切な人を絶対に守りたい。

アガムスは繊細で思い込みが強いので、
闇落ちすることになってしまいましたが、
故郷と家族への愛情は本物です。

でも、守ることができなかったので、
全てに絶望してしまったんですよ。

スフィアさえいなければ

カナタとアガムスは、
あと少しで意気投合できそうでした。

ところが・・・
スフィアソルジャーが飛んできてしまったんですよ。

スフィアは本当に『諸悪の根源』です!

いい人だったアガムスを闇落ちさせ、
地球を滅亡の危機に追い込んだんですから、
絶対に許しませんよ。

過去のウルトラシリーズにも、
イヤな敵はたくさんいましたが、
スフィアはワースト3に入るくらい大嫌いです。

エンディングの歌詞に注目

この話を観るまでは、
アガムスは逆恨みでバカなことをしていると思っていましたが、
彼にも守りたい存在があるとわかって、
可哀想になってしまいました。

アガムスは情が深い人間だからこそ、
家族を失ったショックが大きすぎて、
正常な判断ができなくなってしまったんですね。

記憶喪失は演技のようにもみえましたが、
アガムスは誰かに本心を語りたかったんでしょう。

未来のバズド星はともかく、
カナタの時代の地球ではひとりぼっちですから。

ウルトラマンデッカーも残り2話となりましたが、
影山ヒロノブさんが歌うEDの「ヒカリカナタ」には、
結末を予想させる歌詞があります。

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