ミケさんデッカー、ついに最終回になったね。
GUTS-SELECT全員が本当にカッコよかったよ。



近年のニュージェネの中ではバツグンの出来だった。
カナタが「努力の天才」というのも、
視聴者に勇気を与えるだろう。
おもな登場人物(敬称略)
アスミ・カナタ(松本大輝)
GUTS-SELECTの隊員。ウルトラマンデッカーに変身する。
キリノ・イチカ(村山優香)
カナタの同期。宇宙開発の仕事をする夢を持つ。
リュウモン・ソウマ(大地伸永)
カナタの同期。非常にストイックな性格。
カイザキ・サワ(宮澤佐江)
GUTS-SELECTの副隊長。ナースデッセイ号の操舵手。
ムラホシ・タイジ(黄川田雅哉)
GUTS-SELECTの隊長。元はTPU訓練校の校長だった。
HANE2(CV:土田大)
通称ハネジロー。ガッツホークを無人操縦する。
ゲスト出演
マナカ・ケンゴ(演:寺坂頼我)
火星出身の植物学者。ウルトラマントリガー本人。
アスミ・ダイシロウ(鈴木一功)
カナタの祖父。老舗せんべい屋「明日見屋」の店主。
レリア(藤山由依)※回想
アガムスの妻。たくさんの星の人々と友だちになる夢を持つ。
本作のメインヴィラン
アガムス(小柳友)※回想
バズド星人。改心したが前回の戦いで亡くなる。
登場怪獣(マザースフィアザウルス)
【デッカー】#25「彼方の光」のあらすじ
スフィアの本体である、
マザースフィアザウルス(略称:マザー)が、
地球に降臨してしまいました。
マザーはエタニティコアの力を手に入れており、
東京の市街地を次々に破壊して行きます。
カナタのおじいちゃんのダイシロウは、
地下のシェルターに避難していました。
TPUの隊員たちは、
運ばれてくる負傷者たちの手当てをしています。
地球はおろか、宇宙が消滅しかねない危機が、
目の前に迫っていました。
恐るべき「時空を超える力」
ケンゴはイチカとリュウモンに、
マザーがエタニティコアを狙った理由を語ります。
トリガーがデッカーと協力して、
スフィアメガロゾーアと戦った時、
スフィアはエタニティコアの存在に気づきました。
そして月でケンゴの記憶を読み取って、
エタニティコアのありかを突き止めたんです。
話を聞いたリュウモンは、
「エタニティコアは誰にも触れられないのでは」と、
疑問に思いました。
超古代文明の遺跡がなくなっていたからです。
これに対しハネジローは、
「時空を超える力を使っている」と答えます。
そして火星でも、
スフィアソルジャーの攻撃が激化していました。
心配なのはカナタの体内に、
スフィア因子が蓄積していたことです。
ハネジローは命の危険があると言いました。
カナタはデッカーであることを打ち明ける
そこにカナタがやってきて、
「戦う方法はまだある」といいます。
リュウモンたちは驚きますが、
カナタはアガムスから、
「マザーには弱点がある」と聞いていました。
GUTS-SELECTは満身創痍で、
ムラホシ隊長は腕を骨折、
カイザキ副隊長も負傷しています。
リュウモンはアガムスの形見となった、
フェイズライザーを持ってきて、
中にマザーのデータが入っていたと説明しました。
それによると、マザーの胸部にあるコアを破壊すれば、
マザーの活動が止められるんです。
しかし、現状のGUTS-SELECTの戦力、
それに地球の科学力では、
マザーのコアを破壊するのは不可能でした。
ウルトラマンならできる可能性があると、
リュウモンは言います。
地球の未来を守るためには、
なんとしてもマザーを倒さねばなりません。
カナタはついに、
自分がウルトラマンデッカーであることを、
仲間たちに打ち明けるのでした。
【デッカー】#25「彼方の光」の感想
めっちゃ感動しました。
最高の最終回だったと思います。
イチカは「まっすぐの天才」、
リュウモンは「見つめる天才」だと、
ムラホシ隊長は言っていましたが、
カナタだけはずっと謎だったんです。
彼は「努力の天才」でした。
一介のせんべい屋の息子として生まれ、
戦いにはまったく無縁だったカナタは、
スフィアの襲来をキッカケにTPU訓練校に入学します。
でも、1年遅れだったので、
リュウモンたちとの差は歴然でした。
そこでカナタはみんなに内緒で特訓に励みます。
「地道な努力が大事だ」とよく言われますが、
ウルトラマンに変身するヒーローがそうだったとは、
とてもステキなエピソードですね。
カナタが素晴らしいのは、
「誰にも負けないメンタルの強さ」を持つことです。
スフィアは憑りついた人間の記憶を奪い、
自分の意のままにコントロールしてしまうんですが、
カナタは2回もそれをはねのけました。
全てを一つに。
引用元:ウルトラマンデッカー最終回(マザースフィアザウルスのセリフ)
全宇宙の全ての命を一つに。
悲しみを争いを止めるために。
個々のまま存在しては、
争いや悲しい未来は避けられない。
全てを融合し完全無欠の存在。
完全なる生命体に。
これこそが未来。
マザーは争いをなくしたいと言っていましたが、
平和なバズド星を襲って、レリアたちの命を奪い、
地球にも甚大な被害をもたらしたんですから、
とんでもない詭弁ですよ。
全ての生命が一つになり、
意思がまとまってしまった世界では、
進歩も発展もありません。
それでは「虚無」と同じです。
そんなバカげた言葉に、
ウルトラマンであるカナタは振り回されませんでした。
カナタの叫びが、仲間たち全員に伝わって、
マザーに逆転勝利するキッカケになりました。
ムラホシ隊長が負傷していたので、
リュウモンが隊長代理として戦いの指揮を執りましたが、
初陣でスフィアの親分をやっつけるとはすごいですね!
10年後くらいには隊長に昇格して、
新しい防衛チームを率いているのではないでしょうか。
未来の歴史は変わったのか
アガムスはレリアを失った悲しみで暴走して、
過去の地球を滅ぼそうと考えました。
そこで時空転移装置を使い、
カナタのいる時代の地球までやってきたんです。
アガムスが復讐心に駆られなければ、
地球がスフィアに襲われることはなく、
マザーも現れなかったかも知れません。
結果的には彼の行動が、
スフィアの滅亡につながったことになるんです。
「災い転じて福となる」といったところですが、
過去の時代でスフィアを倒したので、
未来の歴史は変わったと思いますよ。
アガムス本人も生存していて、
レリアやファスティと、
仲良く暮らしているかも知れません。
そうであることを願いたいです。
カナタが使っていた、
Dフラッシャーは消えてしまいましたが、
元々の変身者であるデッカー・アスミのもとに、
戻って行ったんでしょう。
ムラホシ隊長は最後に、
「あなたたちと戦えたことを誇りに思います」と言いましたが、
デッカーをずっと応援していた視聴者も、
まったく同じ気持ちですよ。
おまけ「最終回の名言集」
違うよ、イチカ。
アスミ・カナタ①
俺はひとりだなんて思ったことは一度もない。
GUTS-SELECTに入ってから、
いや、訓練校に入ってから、
ずっとお前が一緒にいてくれた。
お前が、みんながいてくれたから、
戦って来られたんだ。
大丈夫。今度も絶対負けねえよ。
すべて・・・ひとつ・・・完全・・・?
アスミ・カナタ②
じゃねえ!!
俺たちの未来を勝手に決めつけるな!
失敗することもある。
間違えることだって。
でも、何度でも。
何度でもやり直せばいいんだ!
悲しい未来は避けられない。
だったら、その悲しみを乗り越えてやる。
俺たちは、前へ。
未来へ進むんだ!
結局、戦いの先に何があるのか、
アスミ・カナタ③
答えは見つかりませんでした。
でも、俺はこれからも、
こうやって生きて行きます。
目の前にあることをひとつひとつ。
それが未来につながると信じて。
訓練校時代、アスミ隊員の成績は最下位でした。
ムラホシ・タイジ①
1年遅れで訓練をはじめて、
ついてくだけでも精いっぱいだったはずです。
知っていましたよ。
あなたが一人で特訓しているのを。
だから、チームに必要だと思ったんです。
リュウモン隊員は見つめる天才、
キリノ隊員はまっすぐの天才、
そして、アスミ隊員。
あなたは努力の天才ですから。
この宇宙には命の数だけ可能性が。
ムラホシ・タイジ②
未来があるんだ!
【デッカー】#25「彼方の光」の情報



最後まで読んでくれて、ありがとう。



またの来訪を待っているぞ。

