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【ウルトラマン】11話「宇宙から来た暴れん坊」あらすじと感想。魔法の石が怪獣になった!

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

ウルトラマンは児童向けの特撮番組なので、

親しみやすくて明るい話が多いです。

今回はまさにそれですね。

思ったことを叶える隕石を見つけたホシノ君は、

「魔法の石」と呼んで喜びました。

でも、用法用量を守って使わないと、

たいへんなことになりますよ。

前回の感想はこちら

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)

事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)

統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)

武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)

ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)

おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ホシノ・イサム(津沢彰秀)

科特隊によく来る小学生。事件解決の手助けをすることも。

ゲスト出演

山本博士(浅香春彦)

魔法の石を解析。地球には存在しない鉱物だという。

ミドリ(南不二子)

山本博士の助手。ロケットに変化した魔法の石に驚く。

ミー子(相原ふさ子)

ホシノ君の友だち。ポップコーンが大好きな女の子。

新聞記者(青島幸男)

山本博士の会見で質問。結婚願望があるらしい。

鬼田(山本廉)

謎の小悪党。怪獣ギャンゴを生み出した張本人。

登場怪獣

脳波怪獣ギャンゴ

宇宙から飛んできた「魔法の石」が、
鬼田の思考で巨大な怪獣になった。
ホテル一帯を壊して暴れ回るが、
駄々っ子みたいにごねる姿は面白かったぞ。
そうそう、俺がもし石にお願いするとしたら、
キャットフード1年分だな!

ウルトラマン11話「宇宙から来た暴れん坊」のあらすじ

出典:ウルトラマン11話

子供たちがが見つけた不思議な隕石

ホシノ君は仲のいい友だちと、

線路近くの空き地で遊んでいました。

何気に空を見上げると、

キラキラ光る物体が飛んでいます。

ポップコーンを食べていたミー子ちゃんは、

「空飛ぶ円盤」だと思いました。

キラキラ光る物体はゆっくりと空き地に落下したので、

子供たちは一生懸命探しました。

そしてホシノ君が落下した物体を見つけます。

でも、なんの変哲もない石だったので、 ガッカリした男の子は、

「こんなものよりビー玉のほうがいいや」と言います。

すると・・・

石はあっという間に、

可愛いビー玉に変わってしまったんです。

それを見たホシノ君は、

「ビー玉じゃなくてレーシングカーに変わったら面白いだろうな」といいました。

石はホシノ君のリクエストにこたえるように、

カッコいいレーシングカーのおもちゃに変わりました。

 感動したホシノ君は「魔法の石」と名付けます。

願い事をかなえる「魔法の石」

何にでも姿が変わる「魔法の石」ですが、

ホシノ君が思うのをやめると元に戻ってしまいました。

気になったホシノ君は、 みんなで実験することにします。

子供たちはドラム缶の上に「魔法の石」を置いて、

周りをぐるっと取り囲みました。

食いしん坊の男の子は、

「デラックスなケーキになあれ!」とお願いします。

石が大きなバースデーケーキに変わると、 みんなは大喜びしました。

順番が回ってきたミー子ちゃんは、

石を放り投げて「ピアノがほしい」と言います。

グランドピアノが優雅な音楽を奏でると、

子供たちはそっちへ走って行きました。

「魔法の石」は思ったことを叶えてくれますが、

宇宙から飛来したものだったので、

ホシノ君によって科特隊に預けられます。

ムラマツは「魔法の石」の分析を、

科学センターの山本博士に依頼しました。

新聞記者になりすました鬼田

科特隊から依頼された分析結果が出たので、

山本博士は新聞記者を呼んで会見を開きます。

ムラマツは護衛としてアラシを派遣しました。

山本博士は「魔法の石」について、

地球には存在しない未知の化合物であるといい、

生物の能力を持った鉱物と説明します。

山本博士の話に興味を持った新聞記者は、

「石を見せてほしい」と言いました。

「魔法の石」が持っている不思議な力を試したかったんです。

新聞記者は常日頃からほしいと思っているものをイメージしました。

それは優しそうな花嫁さんでした。

山本博士は「魔法の石」が、

人間のテレパシーに反応するといいます。

しかし、使い方によっては、

危険な存在になることも指摘しました。

山本博士の警告は現実のものになってしまいます。

記者会見の場には、 新聞記者の振りをした小悪党の鬼田がいました。

鬼田は誰にも気づかれないように、 机の下にマイクを仕掛けます。

外に出た鬼田は「魔法の石」に向かって、

「自分のもとに飛んで来るよう」指示を出したのでした。

ウルトラマン11話「宇宙から来た暴れん坊」の感想

出典:ウルトラマン11話

鬼田が小悪党で良かった

ホシノ君がみつけた「魔法の石」は、

持った人の思考に合わせて姿を変えてくれます。

ドラえもんのひみつ道具みたいですね。

とても夢があって素晴らしいアイテムですが、

悪用する人間が必ず出てきます。

ドラえもんでものび太君が、

ひみつ道具を勝手に悪用することがあります。

人間は楽をしたい生き物ですし、

自分の思い通りに物事を進めたいからです。

ギャンゴを生み出した鬼田が小悪党で助かりました。

もし「ウルトラQ」8話の伊丹みたく、

真っ黒に闇落ちしていた人間だったら、

ホシノ君も山本博士もどうなっていたか分かりません。

鬼田がやったのは子供みたいなイタズラで、

「魔法の石」を怪獣に変えて、

ホテルにいたみんなを脅かすことだったんです。

彼が根っからの悪人じゃないせいか、

ホテルのボーイに挨拶するギャンゴは可愛かったですよ。

ウルトラマンとの戦いもじゃれあってるみたいで、

いきなり石に戻った瞬間もシュールでした。

「魔法の石」には規定回数がある?

人間の思考を読み取る「魔法の石」は、

いろんなことを叶えてくれます。

私も「お金がほしい」とか、

「美味しいご馳走を食べたい」という、

ごく当たり前の願望があります。

でも、いちばんの願いは、

今年の2月に亡くなったあんのん君と遊ぶことです。

「魔法の石」は思うことをやめると、

元に戻ってしまいますが、

私は毎日あんのん君のことを考えているので、

きっと大丈夫でしょう。

ハヤタは「人騒がせな石だから宇宙に返す」と言いましたが、

セキュリティを完璧にして、悪人に利用できないようにすれば、

人類にとって役立つと思います。

誰もがいろんな願望を持っているからです。

昔、あるSF小説で、

打ち出の小槌を増やす話を読みました。

ありがたいことに小槌はたくさんの人の手に渡って、

「病院を出してほしい」と願う人もいました。

でも、小槌のお願いは叶いませんでした。

人々の前に出てきたのは、 一枚の小さな紙きれだったんです。

これで小槌に与えられた魔力の既定の回数は終わりです。

長いあいだご愛用いただきましたが、さぞお役に立ったことと思います。

引用元:星新一(盗賊会社)

宇宙から飛来した「魔法の石」も、

この打ち出の小槌のように、 魔力の規定回数があるとしたら、

ガッカリする前に宇宙に返すのが正解かも知れません。

まったく変化しなくなっちゃったら、 ただの隕石ですからね。

ウルトラマン11話の基本情報

  • 本放送日:1966(昭和41)年9月25日
  • 登場怪獣、宇宙人:脳波怪獣ギャンゴ
  • 制作順:10
  • 脚本担当:宮田達男
  • 音楽:宮内国郎
  • ナレーション:石坂浩二
  • 特技監督:高野宏一
  • 監督:満田かずほ
  • 視聴率:30.0%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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