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【ウルトラマン】19話「悪魔はふたたび」あらすじと感想。赤い怪獣バニラと青い怪獣アボラスの死闘

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

ウルトラシリーズの醍醐味は、

ヒーローが悪い怪獣をやっつけるところですが、

怪獣VS怪獣のバトルも面白いですよね。

今回登場する火焔怪獣バニラと発泡怪獣アボラスは、

大昔から天敵同士だったみたいで、

激しい大バトルを繰り広げます。

彼らが戦ったのは旧国立競技場だったんですよ。

前回の感想はこちら

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)

事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)

統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)

武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)

ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)

おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演

福山博士(福田善之)

宇宙考古学の権威。3億5千年前の超古代文字を解読する。

登場怪獣

火焔怪獣バニラ

3億5千年前の超古代文明・ミュー帝国を、
壊滅寸前にまで追い込んだ怪獣だ。
カプセル内に封印されていたが、
落雷による衝撃で復活してしまった。
科特隊の武器をゼロにするほどの耐久力を持つが、
アボラスのメルトバブルには敵わなかった。
名前が名前なので、溶けてしまったのかも知れないな。

発泡怪獣アボラス

赤いバニラと同じく、
「青い悪魔」として恐れられていた怪獣です。
口から吐くメルトバブルは超強力で、
敵をいとも簡単に溶かしてしまいます。
強靭な体力でウルトラマンを苦戦させましたが、
スペシウム光線(3発目)で撃破されました。

ウルトラマン19話「悪魔はふたたび」のあらすじ

出典:ウルトラマン19話

液体が詰められたカプセル

ある日のこと。

とある町のビル工事現場から、

奇妙なカプセルが発見されました。

科特隊は宇宙考古学の権威・福山博士と一緒に、

現場を見に出かけます。

大きさ2メートルほどもあるカプセルは、

経年劣化のため一部が壊れていました。

ムラマツは福山博士に、

「宇宙から飛んできたものと考えられませんか」と聞きます。

福山博士はタイムカプセルのような目的で、

地中に埋められたものではないかと推測しました。

イデは「何千年も昔の人類の遺産が入っているんでしょうね」と感心します。

福山博士はカプセルに付着していた化石を見て、

3億5千年前くらいのものだと言いました。

一同は何が出てくるのか興味津々です。

そこで慎重に開けてみると、

カプセルの中には透明な容器があって、

青い液体のようなものが詰められていました。

3億5千年前の超古代文明

アキコは一枚の金属板をみつけます。

福山博士はそれを自身の研究所で調査すると言いました。

そして、青い液体は鉱物試験場に運ばれます。

イデはカプセルはまだ出てくる可能性があると思いましたが、

アキコに3億年前から何度も地殻は変動しているから、

海の中か地球の底で眠っていると言われました。

ところが・・・

科特隊がいた場所とは別の工事現場に、

赤い液体が詰められたカプセルがあったんです。

赤い液体入りのカプセルは、

土砂と一緒にダンプカーに乗せられ、

埋め立て予定地に捨てられました。

科特隊ではカプセルのことで話が持ち切りでした。

3億5年年前という時代は氷河期以前で、

『現代の人類よりも発達した文明がある』と考えられました。

ムラマツも加えて一同が話し合っていると、

福山博士から電話がかかってきます。

金属板に書かれた古代文字

連絡を受けた科特隊は、

ハヤタとイデを福山博士の研究所に派遣しました。

工事現場から見つかった金属板が、

「何かの書類」であるというんです。

福山博士は書類を読み取ろうとしましたが、

レントゲンでも超短波でも解読することができませんでした。

好奇心旺盛のイデは書類を見ようとして、

床に落としてしまいます。

すると、天井に古代文字がくっきりと浮かび上がりました。

福山博士は「そうか、反射させればよかったのか」と喜び、

古代文字が失われた大陸・ミュー帝国のものに似ているといいます。

そんななか、鉱物研究所では、

青い液体の入ったカプセルを開けることに苦戦していました。

カプセルの中身は怪獣だった!

東京では季節外れの雷雨が降っています。

赤いカプセルのある埋め立て予定地でも、

激しい雷が鳴っていました。

稲妻が赤いカプセルを直撃します。

カプセルの中から出て来たのは、

真っ赤な身体の怪獣でした。

連絡を受けた科特隊は、

アラシがジェットビートルで出動します。

しかし、怪獣にはロケット弾が効きません。

ムラマツは福山博士の研究所にいる2人に、

応援を要請しました。

ハヤタは古代文字の意味が気になっていたので、

イデをムラマツのもとに行かせます。

鉱物研究所では青い液体の入ったカプセルに、

10万ボルトの電気を照射していました。

福山博士はようやく、

超古代文明・ミュー帝国の文字を解読します。

あの金属板の書類には、

「2つのカプセルは決して開けてはならない」と、

重大な警告が書かれていたんです。

音信不通となった鉱物研究所の建物からは、

青い怪獣が出てきて、東京に進撃をはじめるのでした。

ウルトラマン19話「悪魔はふたたび」の感想

出典:ウルトラマン19話

古代人の負の遺産

めちゃくちゃ面白い話でしたね。

バニラとアボラスは共闘するかと思いきや、

争いあってくれて助かりました。

でも、古代人がてこずったほどの怪獣なので、

科特隊の武器が切れてしまうほどの、

耐久力を持っていたんですよ。

古代人がカプセルを地球内部ではなく、

宇宙の遠い星にでも埋めてくれたら、

バニラとアボラスは出てきませんでした。

人類よりも優れた文明ですが、

宇宙に行く技術はなかったんでしょう。

よく開けてはいけないもののことを、

「パンドラの箱」といいますが、

今回のカプセルはまさにそれですね。

人類に役立つ知識とか、

金銀財宝なら良かったんですが・・・

とはいえ、3億5千年前の超古代文明なんて、

夢がある話じゃないですか。

ミュー帝国という名前もしゃれていますし、

どんな国だったのか気になります。

ウルトラマンティガやウルトラマントリガーは、

超古代文明とゆかりのある戦士ですが、

ミュー帝国にもウルトラマンがいたら、

2体の怪獣を倒したかも知れませんね。

それにしても、バニラの名前を見ていたら、

無性にアイスが食べたくなってしまいました。

ウルトラマン19話の基本情報

  • 本放送日:1966(昭和41)年11月20日
  • 登場怪獣、宇宙人:火焔怪獣バニラ、発砲怪獣アボラス
  • 制作順:18
  • 脚本担当:山田正弘、南川竜
  • 音楽:宮内国郎
  • ナレーション:石坂浩二
  • 特技監督:高野宏一
  • 監督:野長瀬三摩地
  • 視聴率:36.8%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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