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【ウルトラマン】2話「侵略者を撃て」あらすじと感想。バルタン星人の地球移住計画

あんのん君

妙香、初代ウルトラマンが大人気になったのは、
ヒーローや科特隊のカッコよさだけじゃなく、
敵も個性的だからだよな。

岩松妙香

そうだね。
今回登場するバルタン星人は、
ウルトラを知らない人でも知ってるくらい、
超個性的だもんね!

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)
事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)
統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)
武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)
ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)
おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ホシノ・イサム(津沢彰秀)
科特隊によく来る小学生。事件解決の手助けをすることも。

登場宇宙人(宇宙忍者バルタン星人)

あんのん君

見えない円盤に乗ってやってきた宇宙人だ。
御殿山にある科学センターを乗っ取り、
職員たちに被害を与えてしまった。
アラシの姿を借りてハヤタと交渉するが、
決裂して地球侵略を開始したぞ。

ウルトラマン2話「侵略者を撃て」のあらすじ

東京に正体不明の円盤が飛来

とある平和な夜のことでした。

イデとアラシは就寝中でしたが、
緊急招集のサイレンでたたき起こされます。

ムラマツは東京上空に、
強い電波を発信する飛行物体が現れたといいました。

イデは空飛ぶ円盤ではないかと考えますが、
その正体はまだわかりません。

飛行物体の位置を調査していたハヤタは、
「北緯35度43分、東経139度38分」と報告します。

その場所は東京のど真ん中でした。

アキコは科特隊のパリ本部と通信し、
どの国も人工衛星を打ち上げていないことを確認します。

やがて怪電波は科学センターの付近で消えました。

科学センターに出現した宇宙人

アラシは科学センターを調査するため出動しますが、
車にはホシノ君が乗り込んでいました。

途中で降ろすわけにも行かないので、
アラシはそのまま科学センターに向かいます。

ホシノ君はアラシと一緒に、
建物の中に入りたいと言いました。

しかし何があるかわかりません。

アラシはホシノ君に「特別任務」といって、
科特隊本部との連絡係を命じました。

建物の中に入ったアラシが見たのは、
とても恐ろしい光景でした。

電話を取ろうとした職員が、
何かで固められたように動かなかったんです。

そして、宇宙人に出くわしたアラシは、
赤い光線の攻撃を受けて、
職員と同じように固まってしまいました。

対話か交戦か

ハヤタが科学センターに到着すると、
ホシノ君がアラシから連絡が来ないといいます。

ハヤタはホシノ君に引き続き連絡係を命じると、
防衛隊員と建物の中に入って行きました。

科学センターの中にいる宇宙人は、
一体から複数体に分身する手ごわい相手でした。

交戦したハヤタは辛うじて勝利するものの、
相手を仕留めることはできず、
いったん退却することになりました。

そんななか、ムラマツは出席した防衛会議で、
宇宙人と対話することを提案します。

防衛軍首脳はミサイル「ハゲタカ」を使って、
宇宙人を倒すべきだと主張しました。

結局、長い会議の末にムラマツの意見が採用され、
宇宙人との交渉が決裂した時に、
ミサイル「ハゲタカ」を撃つことが決まりました。

バルタン星人との交渉は物別れ

宇宙人との交渉は、
宇宙語に詳しいイデが行うことになりました。

キエテ・コシ・キレキレテ。

ホシノ君相手に「僕・君・友だち」という宇宙語を話すイデですが、
本物の宇宙人と会話したことないので緊張しています。

イデはハヤタと科学センターに向かい、
宇宙人との対話に臨みました。

しかし、どうしても上手く話すことができず、
宇宙人に「キミノウチュウゴハワカリニクイ」と、
ダメ出しされてしまいました。

そこで宇宙人はアラシの脳を拝借して、
日本語でハヤタと対話します。

彼らの星・バルタンは科学者の実験で爆発してしまい、
宇宙旅行中で難を逃れた一団が地球の近くまで来たといいます。

さらに宇宙船の重力バランスが崩れ、
修理部品であるダイオードが必要となり、
バルタン星人は地球に降り立ったのでした。

ところが、話の雲行きは怪しくなってきます。

ワレワレノタビハ、コレデオワッタノダ。
チキュウハ、ワレワレニトッテ、
スミヨイトコロニナルダロウ。
ワレワレハ、チキュウニスムコトニスル。

バルタン星人は地球に移住したいと主張したのです!

しかも宇宙船の中にいるかれらの人数は、
20億3000万なのでした。

ウルトラマン2話「侵略者を撃て」の感想

地球という物件が気に入った宇宙人

バルタン星人の話は信用できないですね。

かれらの全人口は不明ですが、
20億3000万という膨大な数で団体旅行をするでしょうか。

母星が科学者の手違いで滅亡してしまったので、
はじめから地球を乗っ取るつもりで来たんですよ。

だから科学センターの職員やアラシを攻撃したんです。

ハヤタがバルタン星人の話に一定の理解を示したのは、
М78星雲のウルトラマンと一心同体だからでした。

宇宙人には宇宙人の気持ちがわかるんです。

いいでしょう。
君たちがこの地球の風俗・習慣になじみ、
地球の法律を守るならば、
それも不可能なことではない。

とはいえ、バルタン星人は20億3000万もいます。
人類と共存するには数が多すぎますよね。

そこでハヤタはバルタン星人に、
「火星に住んだらどうだ」と提案します。

火星は地球の隣ですし、
しっかりテラフォーミングすれば居住可能になります。

しかし、バルタン星人は、
火星にあるスペシウムが苦手なので、ハヤタの提案を却下しました。

それなら、すぐ隣りの月とか、
木星の衛星(イオ、エウロパなど)でもよかった気がします。

まあ、でも。

バルタン星人は地球という物件が気に入っていたので、
月や木星の衛星でもごねたでしょう。

宇宙は本当に広大なので、
地球に似た星はいくらでもあると思うんですが、
どうしても地球じゃないとダメみたいです。

宇宙人ごっこの元ネタになる

人類にとっては招かれざる客のバルタン星人ですが、
大きなハサミになっている2つの手や、
「フォッフォッフォッ」という笑い方は面白いですよね。

めっちゃ個性的なので、
人気キャラクターになったのもわかります。

バルタン星人は食事の時どうするのか、
友だちと一緒に考えたこともありますよ。

私は目から特殊なビームを出して、
好きな食べ物を吸収すると思いました。

アラシの脳を使って日本語を喋ったシーンは、
宇宙人ごっこの元祖として有名ですね。

子どもはみんな夏になると、扇風機の前に手をかざして、
「ワレワレハウチュウジンダ」と言ったことがあるはずです。

最高のネタになるバルタン星人は、スペックも非常に高いので、
ウルトラマンのライバルとなりました。

スペシウム光線が苦手ですが、
その後も地球侵略を諦めなかったんですよ。

バルタン星人はウルトラシリーズに何度も出てきます。

ウルトラマンに勝つことはできないんですが、
諦めずに挑み続けるんです。

失敗しても挫けないスピリッツはいいですよね!

だったら人類と友好条約を結んで、
太陽系のどこかに暮らしたら如何でしょうか。

地球には侵略ではなく、
ぜひ観光旅行で来ていただきたいものです。

ウルトラマン2話の基本情報

本放送日:1966(昭和41)年7月24日
登場怪獣、宇宙人:宇宙忍者バルタン星人
制作順:1
脚本担当:千束北男(飯島敏弘)
音楽:宮内國郎
ナレーション:石坂浩二
特技監督:的場徹
監督:飯島敏宏
視聴率:34.6%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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