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【ウルトラQ】20話「海底原人ラゴン」あらすじと感想。親子の愛情は人も怪獣も変わらない

あんのん君

妙香、海底原人ラゴンを知っているか?
ワンピースの魚人みたいな種族だ。

岩松妙香

知ってるよ。
見た目はちょっと怖いけど、本当は優しい子なんだ。
ラジオの音楽に興味を持っていたから、
私とは気が合うかな?

目次

ウルトラQ20話のあらすじ

伊豆近海で海底火山が噴火した。
関デスクから一報を聞いた由利子は「月並み」だというが、
岩根島に友人の文子がいることを思い出す。
文子の兄で海洋地質学者の石井博士は、
日本沈没論を唱えたため、学会から追放されていた。
島民たちも石井博士の説を信じていなかった。
そんななか、漁師の川崎が緑色の卵を水揚げする。
石井博士が卵について調べると、
2億年前に地球を支配した生物のものだと判明した。
ほどなくして、河童に似た怪物が岩根島に出現する。

おもな登場人物(敬称略)

万城目淳(佐原健二)
星川航空のパイロット。怪事件に真摯に向き合う好青年。

戸川一平(西條康彦)
万城目の後輩。おっちょこちょいだが、たまに鋭い勘を発揮。

江戸川由利子(桜井浩子)
毎日新報のカメラマン。怪獣を恐れずに写真を撮る。

関デスク(田島義文)
由利子の上司。仕事の鬼だが人情家。

ゲスト出演

石井博士(石崎二郎)
海洋地質学者。日本沈没論を唱えたため学会を去る。

石井文子(珠めぐみ)
博士の妹。家事などをして兄を支えている。

登場怪獣(海底原人ラゴン)

身長:2メートル
体重:100キロ
出身地:伊豆沖の深海

あんのん君

深海5000メートルに住む半魚人だ。
2億年前に地球を支配していたというぞ。
爬虫類が進化して猿人類と同等の知能を持ったんだ。
基本的にはおとなしい種族だが、
怒らせると何をするかわからない。
触らぬ神に祟りなしだな。

ウルトラQ20話「海底原人ラゴン」の感想

ラゴンは必死にわが子を探していた

前回のケムール人が利己的な種族だったので、
ラゴンはなんだか可愛く思えました。

かれは海底から地上に進出して、
人間世界を征服しようとは思ってなかったんです。

野心の「や」の字もありません。

何故ならラゴンの目的は、
行方不明になったわが子を探すことだったからです。

ラゴンの性別は分かりませんが、
卵へのこだわりを考えると、お母さんなのかも知れません。

お母さんにとって子供は宝物です。

親子の愛は人も怪獣も変わらない

余談ですが、ウルトラマンタロウの話をします。

地球に落下したわが子を助けるために、
鳥怪獣のお母さんが鳴き続けるエピソードがあったんですよ。

フライングライドロンは宇宙の渡り鳥で、
親子で仲良く旅していました。
ところが地球の打ち上げ花火を見た子供怪獣が、
キレイな花だと勘違いして落下してしまったんです。

子供怪獣は落下のショックでケガをしてしまい、
さらにはお母さん怪獣とはぐれた寂しさから、
大泣きして暴れまわりました。

フライングライドロンは乾燥に弱い怪獣でした。

子供怪獣が落ちた日本は真夏だったので、
お母さん怪獣は乾燥しないように雷雨を降らせます。

しかし、子供怪獣を倒さなければ、
人間の生活がめちゃくちゃになってしまうので、
ZAT(宇宙科学警備隊)はフライングライドロンを攻撃します。

ZATが苦戦して、
ウルトラマンタロウが登場するのは定番の流れですが、
タロウは子供怪獣を倒さず、
ケガを治療して宇宙に返してあげました。

ウルトラの母に諭されたからです。

地球に住む者であろうと、
宇宙に暮らす者であろうと、
親と子の愛情、母の愛情に変わりはありませんよ。

引用元:ウルトラマンタロウ20話(ウルトラの母のセリフ)

親子の愛情は人も怪獣も変わりません。

ラゴンもふ化する前の子供が心配で、
卵が水揚げされた岩根島にやってきたんです。

ラゴンにとって幸いだったのは、
岩根島の島民たちが卵に危害を加えることなく、
すんなりと返してくれたことでした。

これをキッカケに、
人間とラゴンが交流してほしいと思ったんですが、
岩根島は地殻変動で海に沈んでしまったんですよ。

日本沈没の可能性はあるのか

私は海底火山の爆発には、
ラゴンが深く関わってると思ってました。

でも、ラゴンはまったく関係ありませんでした。

石井博士は岩根島の沈没を予言していましたが、
日本沈没の田所博士みたいでしたね。

日本沈没は小松左京さん原作のSF小説で、
1973年に発表されました。

小説・映画・連ドラが大ヒットとなり、
社会現象になる大ブームを巻き起こしたんです。

日本沈没はフィクションだとわかっていますが、
やたらと地震が起こるのが怖いです。

ちょっと気になったので、
日本沈没について書かれた記事を読んでみました。

「可能性としてゼロではない」ということですか・・・

地球は太古の昔から地殻変動を繰り返して、
大陸の形も変わり続けているので、 逃れられない運命なんでしょう。

数万年規模の話なんですけどね。

ただ、このまま地球温暖化が進むと、
極地の氷が溶けて海面が上昇するので、
海抜が低い地域は飲み込まれてしまいます。

ウルトラQのメインコンセプトは、
環境破壊によって出現したアンバランスゾーンに、
人間がどう立ち向かって行くかです。

時には脅威となる自然と上手く付き合って行くことが、
いちばんの課題なんですよ。

いつの日にか博士の予言通りに
日本も海の中に沈む時が来るかもしれないのです。

引用元:ウルトラQ20話(エンディングナレーション)

ウルトラQ20話の基本情報

本放送日:1966(昭和41)年5月15日
制作順:24
脚本ナンバー:26
脚本担当:山浦弘靖、大伴昌司、野長瀬三摩地
登場怪獣、宇宙人:海底原人ラゴン
特技監督:的場徹
監督:野長瀬三摩地
番組ナレーション:石坂浩二
視聴率:34.0%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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