X(旧Twitter)では猫まみれ!Follow Me!

【ウルトラセブン】29話あらすじと感想。マイナーなのに意外と強かったプロテ星人

あんのん君

妙香、人間が通う学校には、
たまに不思議な事件が起こるよな。
校舎の雰囲気が怖いからだろうか?

岩松妙香

確かに学校の校舎って怖いよね。
とくに夜はひとりじゃ入れないし・・・
何か事件が起きてもおかしくないと思うな。

目次

ウルトラセブン29話のあらすじ

とある日の京南大学のキャンパス。
2年生で英文学科の南部冴子は構内を歩いていた。
すると、丹羽教授の研究室の中で妙な物音がした。
そっとのぞき込むと妙な怪物が見えた。
冴子は慌てて立ち去るが、怪物は丹羽教授の姿に変わっていた。
その頃、ウルトラ警備隊の基地ではソガが浮かれていた。
ソガは京南大学が科学観測衛星を打ち上げたことを、
ものすごく喜んでいたのだ。
それは京南大学に通う南部冴子がソガの婚約者だからだ。
しかし、科学観測衛星は地球防衛軍で問題になっていた。
製作者の丹羽教授が偽物であることがわかっていたのだ。
タケナカ参謀は宇宙人が作ったものだと推測する。

ウルトラ警備隊(敬称略)

モロボシ・ダン(森次晃嗣)
謎の風来坊。ウルトラ警備隊に協力して隊員となる。

キリヤマ(中山昭二)
隊長。38歳にには見えない貫禄を持つ。

フルハシ(石井伊吉)
北海道出身。ウルトラ警備隊きっての武闘派。

アマギ(古谷敏)
名古屋出身。兵器開発が得意。

ソガ(阿知波信介)
九州出身。射撃の名手。

アンヌ(ひし美ゆり子)
本作のヒロイン。普段はメディカルセンターで働いている。

ゲスト出演

タケナカ参謀(佐原健二)
京南大学が打ち上げた観測衛星に疑念を持つ。

一の宮貞文(剣持伴紀)
京南大学3年。地球のことを軽蔑している。

南部冴子(北林早苗)
京南大学2年。ソガの婚約者。

丹羽教授(成瀬昌彦)
一宮が尊敬している人物。実は・・・

ウルトラ戦士

人間体:モロボシ・ダン
活動時間:不定(第25話の戦いで制限されるようになった模様)
変身アイテム:ウルトラアイ
年齢:1万9000歳
身長:ミクロ~40メートル
体重:ゼロ~3万5千トン
職業:恒点観測員(惑星や星間宇宙の環境変動を調査する仕事)

岩松妙香

ウルトラセブンはカッコいいですよね。
必殺技もたくさんあります!

登場怪獣(宇宙スパイプロテ星人)

身長:1.7~46メートル
重さ:100キロ~1万2千トン
出身地:プロテ星

あんのん君

シリウス星系第7惑星から来た宇宙人だ。
京南大学の丹羽教授に化けて、
地球侵略のために暗躍していたんだ。
自分を慕う一宮を巧みに利用して、
観測衛星を作らせたが、
それは地球を攻撃するための布石だった。
セブンとの戦闘では自身の幻影を使い、
アイスラッガーやエメリウム光線を防いだ。
最期は一宮に転送装置に押し込まれて共に消滅した。

ウルトラセブン29話「ひとりぼっちの地球人」の感想

一の宮はヒーローになったが・・・

市川森一さんの脚本、大好きです。

今回の話はセブンが宇宙人を倒すのではなく、
孤独な地球人の青年がヒーローとなりました。

丹羽教授の正体は、
シリウス星系第7惑星から、
地球を侵略に来たプロテ星人でした。

教授の助手だった一宮は彼が宇宙人と知りながら、
科学観測衛星の開発に協力していたんです。

一の宮は「地球を脱出したい」と考えていたからです。

ところが、プロテ星人は一宮を利用しただけで、
同志とは思っていませんでした。

裏切られた一宮はプロテ星人の野望を阻止するために、
一人しか乗れない次元転移装置に飛び込み、
プロテ星人と一緒に消えてしまいました。

ただの民間人が活躍するというのは、
ウルトラQみたいで良かったんですが、
肝心なところが謎だったんですよ。

なぜ一の宮は「地球を脱出したい」と思っていたのでしょうか?

これがわからずに終わってしまったので、
一の宮の行動は立派だと思いつつも、
かなりモヤモヤが残ってしまいました。

セブンが放送されていた頃は高度成長期で、
各地でインフラ開発が急ピッチで進み、
公害や大量のゴミなど、様々な環境問題が起きていました。

一の宮は科学者を目指す学生であり、
非常にストイックな性格だったので、
人間の手で地球が汚れてしまうのが、
我慢できなかったんでしょう。

でも、それならば、
科学者として環境を守るアイテムを開発するなど、
前向きな行動もできたはずです。

そうなると、非常にベタではありますが、
信じていた人間に裏切られたのかも知れません。

唐突にソガの婚約者の南部冴子が登場しました。

彼女は冒頭で丹羽教授に化けるプロテ星人を目撃しましたが、
それ以降はとくに目立った動きはなかったです。

一の宮と丹羽教授の話をもっと掘り下げれば、
よりいっそう魅力的な物語になりましたよ!

成瀬昌彦さんはその後も活躍

なんとも怪しげな丹羽教授でしたが、
初代ウルトラマン16話に出てきた毛利博士のように、
プロテ星人に乗り移られたんでしょうね。

演じていた成瀬昌彦さんの存在感が半端なかったですし、
研究室の裏側が秘密基地になっていたのもすごかったです。

プロテ星人はマイナーですが、
意外にも強敵なので驚きました。

一宮を利用して科学観測衛星を作らせ、
母星から仲間の宇宙船を呼び寄せるなど、
地球侵略の計画を念入りに進めていたんです。

さらにセブンとの戦闘では自分の幻影を何体も出して、
互角以上の戦いを繰り広げました。

一の宮が決死の行動をしなかったら、
百戦錬磨のセブンといえども危なかったです。

成瀬昌彦さんはこの回の熱演が好評だったため、
セブン43話の「第四惑星の悪夢」でロボット長官を、
帰ってきたウルトラマンの37話と38話では、
ナックル星人の人間態を演じています。

どれもインパクトのある役柄なので、
いちど見たら絶対に忘れませんよ。

ウルトラセブン29話の視聴方法

あんのん君

ウルトラセブンはシリーズ史上、
最高傑作と言われている作品だぞ。
バンダイチャンネルでは、
1話たったの110円で観られるから、
興味を持った人はぜひ見てほしい。
月額550円のツブイマもオススメだ!

ウルトラセブン29話の基本情報

本放送日:1968(昭和43)年4月21日
制作順:29
放送回:29
脚本担当:市川森一
登場怪獣、宇宙人:プロテ星人
主題歌「ウルトラセブンの歌」みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
劇中ナレーション:浦野光
特殊技術:高野宏一
監督:満田かずほ

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

シェアは更新の励みになります!
  • URLをコピーしました!
目次