
妙香、地球に新しいウルトラマンが現れたぞ。
名前は「ブレーザー」っていうんだ。



いい名前だね。
「ブレーザー」の意味はあとで説明するけど、
ある天体を示す言葉なんだよ。
今回の作品はスケールが大きくなりそうだね。
地球に飛来した宇宙甲殻怪獣バザンガ。
破壊される街。なすすべ無い地球防衛隊。
だがその時、遥か銀河を超えた救命の光が現れる!
新番組『ウルトラマンブレーザー』
「ファースト・ウェイブ」
ネオンの街に巨神たちの咆哮が響く。
(ウルトラマンブレーザー1話予告ナレーション)
【ウルトラマンブレーザー】1話「ファースト・ウェイブ」のあらすじ


東京の渋谷に宇宙甲殻怪獣バザンガが出現した。
宇宙防衛隊に所属するヒルマ・ゲントは、
部下たちを率いて防衛任務にあたるが、
防御力の高いバザンガには攻撃が通じず、
次第に劣勢に追い込まれてしまう。
ゲントはバザンガを自分におびき寄せる策を思いつき、
起死回生の逆転にかけようとするが、
別の部隊が全滅しかかっていたので救助に向かった。
すると、ゲントの腕に不思議なブレスレットが現れ、
手の中にはメダルのようなストーンも現れた。
ゲントがブレスレットに手をかざした時、
数十年前から宇宙飛行士たちに語り継がれている、
伝説の巨人が降臨したのだった。
登場人物(敬称略)
ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
怪獣災害に対して冷静沈着に対応する。
アオべ・エミ(搗宮姫奈)
優秀な射撃の腕を持つ隊員。
ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
規律を重んじる真面目な隊員。
登場怪獣(バザンガ)
【ウルトラマンブレーザー】1話「ファースト・ウェイブ」の感想


いや、ビックリしました。
メイン監督の田口清隆さんは、
円谷プロの上層部から「好きに作っていい」と言われたそうですが、
いままでの作品とはひと味違いますね。
前作デッカーもミリタリー色がありましたが、
ブレーザーはさらに濃くした感じです。
話が進むと、ガラモンやカナン星人が出てくるので、
「ウルトラQ」や「ウルトラセブン」を意識してるのかも知れません。
「ウルトラQ」では24話で、主人公の万城目淳たちが武器を持って、
貝獣ゴーガと対峙したシーンがありました。


あの時も夜戦だったので、
ちょっと似てると思いましたよ。
テレビとは思えない重厚感
他の視聴者の感想では、
「映画を観てるみたい」とのコメントがありましたが、
確かに迫力満点でした。
ひとつ欲を言うと、
ゲントとヒロイン以外の登場人物がよく分からなかったので、
テロップがほしかったです。
でも、来週からはSKaRD(スカード)が結成されますから、
そういう心配はなくなりますね。
今までとはまったく違うウルトラマン
何から何まで異例づくめのブレーザーですが、
いちばん驚いたのは隊長の変身ではなく、
ウルトラマンが咆哮をあげているところでした。
初代ウルトラマンは「シュワッチ!」ですし、
最近のニュージェネヒーローたちは、
しっかり日本語を喋っています。
ブレーザーは敵のバザンガを威嚇していましたが、
あれはたぶん「ブレーザー語」ですね。
変身者のゲントの言葉が、
そのまんま「ブレーザー語」に翻訳されているとしたら、
面白いじゃないですか。
因みにブレーザーという名前は、
巨大楕円銀河の中心にある大質量ブラックホールが、
エネルギー源となって輝く天体のことです。
天体のブレーザーを詳しく調べたら、
「光を曲げる重力レンズではないか」という説が出てきたので、
ブレーザーはたぶん、訳ありのウルトラマンなんでしょう。
あの奇抜すぎるデザインを見た時、
ブレーザーは正義のヒーローではなく、
「悪トラマンだ」と勘違いしてしまいました。
たぶん彼は、光堕ちしたヒーローですね!
過去にはウルトラマンレオのように、
悲しい歴史を背負った先輩がいましたが、
ブレーザーにはどんな歴史があるのか、
すごく興味があります。
この作品は私のような、
オールドファンを狙った作品ですし、
斬新な設定のウルトラマンが魅力的なので、
しっかり応援して行きますよ。
【ウルトラマンブレーザー】1話「ファースト・ウェイブ」の基本情報
- 本放送日:2023(令和5)年7月8日
- 脚本担当:小柳啓伍
- 登場怪獣、宇宙人:バザンガ
- オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」きだたにひろし
- エンディングテーマ「BLACK STAR」MindaRyn
- 予告ナレーション:吉本元喜
- 監督:田口清隆



最後まで読んでくれて、ありがとな。



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