【ウルトラマンブレーザー】22話「ソンポヒーロー」あらすじと感想。備えあれば憂いなし、怪獣損害保険をどうぞ

あんのん君

妙香、ブレーザーは縦軸が弱いと言われているが、
俺は巧妙な伏線が隠されていると思う。
今回の「怪獣保険」の話もそうじゃないだろうか?

岩松妙香

新規怪獣が多かったのに、
初代マン25話「怪彗星ツイフォン」に登場した、
レッドキング二代目とギガスの出現は、
ちょっと不思議だよね。
あと、ドラコがいなかったのが気になる。

アルプスの山を裂き、現れる二大怪獣。
その足元に広がる暮らしが破壊されていく。
取るに足らない男の小さな幸せは、
花を咲かせることができるのか。
次回『ウルトラマンブレーザー』
「ソンポヒーロー」
懸命に走る先に見えるものはあるか。


(ウルトラマンブレーザー22話予告ナレーション)

目次

【ウルトラマンブレーザー】22話「ソンポヒーロー」のあらすじ

日本アルプスの雪山で2体の怪獣が戦っていた。
それはどくろ怪獣レッドキングと冷凍怪獣ギガス。
ギガスはレッドキングに降参して子分になる。
その直後、2匹は何故か空を見上げた。
日本怪獣損害保険では営業マンのテツオが、
上司にこっぴどく怒られていた。
新規契約がまったく取れなかったからだ。
テツオは同僚のリュウジからも嫌味を言われてしまう。
SKaRDではアンリが書類仕事の多さに愚痴をこぼす。
ゲントは日本アルプスの怪獣たちが気になったので、
エミに調査を命じるのだった。

SKaRDのメンバー(敬称略)

ヒルマ・ゲント(蕨野友也)
隊長。ここぞの時の決め台詞は「俺が行く」

アオべ・エミ(搗宮姫奈)
本作のヒロイン。МITを17歳で卒業した天才。

ナグラ・テルアキ(伊藤祐輝)
副隊長兼作戦参謀を務める。階級は1等特尉。

ミナミ・アンリ(内藤好美)
工学学校からの叩き上げ。階級は2等特尉。

バンドウ・ヤスノブ(梶原颯)
元木更津基地輸送機部隊のパイロット。階級は3等特尉。

アーくん(石田彰)
アースガロンのAI音声。穏やかで礼儀正しい。

ゲスト出演

スズキ・テツオ(金井勇太)
日本怪獣損害保険の営業。なかなか契約が取れない。

タナカ・ミチコ(山口果林)
テツオが飛び込みで訪ねたお客。料理が得意。

アイカワ・リュウジ(山岸綾佑)
テツオの同僚。営業は電話がメインで外回りはしない。

登場怪獣(レッドキング二代目、ギガス)

別名:どくろ怪獣
身長:45メートル
体重:20000トン
出身地: 日本アルプスの山中
スーツアクター:新井宏幸

別名:冷凍怪獣
身長:40メートル
重さ:15000トン
出身地:日本アルプスの山中
スーツアクター:梶川賢司

【ウルトラマンブレーザー】22話「ソンポヒーロー」の感想

今回は日本怪獣損保のテツオが主人公なので、
ゲントの出番はほとんどありませんでした。

22話という終盤なのに、
「なんで日常回を持ってきたんだろう」と、
不思議に思いましたよ。

でも、怪獣保険のCMや、
ニュース映像はとてもリアルに作られていて、
『長野県松本市』という実在の町も出てきます。

信頼はコミュニケーションから生まれる

よくよく考えてみると、
単なる日常回ではないんですよね。

テツオとミチコの交流は、
嵐の前の静けさといったところでしょう。

これから、とんでもない戦いが始まりますから。

それにブレーザーは、
コミュニケーションをテーマにしています。

人との交流は電話やLINEなどでもできますが、
いちばん良いのは直接会って話すことですよね。

ミチコが保険を契約したのは、
テツオが焦げた鍋の弁償をしてくれたり、
身の回りの世話までしてくれたからです。

テツオは営業だけでなく、
ヘルパーまでやってのけたわけですが、
契約を取るために必死だったんです。

お年寄りは話好きですし、
親身に面倒を見てくれる人を信頼します。

テツオはミチコとの契約だけでなく、
彼女の紹介でさらに契約を取ることができました。

直接会って交流するというのは、
本当に大切なんですね。

テツオは一人暮らしでしたから、
ミチコがお母さんのような存在だったんです。

だから怪獣災害から守るために、必死で走りました。

人助けするといいことがあるもので、
テツオの会社での評判は上々になったんですよ。

「V99」は怪彗星ツイフォン?

ブレーザーは既存怪獣の登場がほとんどなかったので、
残り3話の終盤でレッドキングと、
ギガスが出てきたのは本当に驚きました。

この2匹、空を見上げていたんですが、
怪彗星ツイフォンを見たんでしょうね。

この大きな流れ星は、
初代マン25話に登場していまして、
地球と衝突するのではないかと言われました。

でも、5万キロという紙一重の差で衝突を免れ、
遠い宇宙の彼方に去って行ったんです。

実はレッドキングとギガスは、
この話のメイン怪獣でして、
ウルトラマンや科特隊と戦っています。

レッドキングはウルトラマンに、
ギガスは科特隊に倒されて一件落着したんですが、
岩本博士がツイフォンの新データをはじき出します。

それによると・・・

「3026年7月2日、午前8時5分」に、
ツイフォンが地球に衝突するというんです。

初代マンの年代設定は明らかになっていませんが、
放送当時と同じ1966年だとすると、
次にツイフォンがやってくるのは約1000年後ですね。

しばらく安心かと思いきや、
防衛隊は「ワームホールの実験」をしていました。

ですが、実験は失敗してしまったので、
時空が大きく歪んだんでしょう。

初代マン25話は事件解決後に、
意味深なナレーションが入っています。

何人かの天文学者は、
新彗星ツイフォンによって乱れた宇宙が、
再び、普段の姿に帰るために起こった、
「宇宙エネルギーの逆爆発」だと発表した。

ですから、3026年に来るはずだったツイフォンが、
2023年に現れても不思議じゃないんです。

防衛隊の第66実験施設は岐阜県にありますが、
2体の怪獣が現れた松本市からはそう遠くないですよね。

因みに初代マン25話には、もう1体怪獣が出ていました。
ツイフォンから飛来した彗星怪獣ドラコです。

56年前には3体が一緒に現れたのに、
ドラコだけオミットされたのが、妙にひっかかってしまいました。

まさかとは思いますが、
このドラコこそが「V99」の謎を解き明かす存在なんでしょうか?

元ネタは非常に好きな話なので、
ブレーザーの真相がツイフォンに繋がっていたら、
めちゃくちゃ嬉しいですよ。

【ウルトラマンブレーザー】22話「ソンポヒーロー」の基本情報

  • 本放送日:2023(令和5)年12月16日
  • 脚本担当:足木淳一郎
  • 登場怪獣、宇宙人:レッドキング二代目、ギガス
  • オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」きだたにひろし
  • エンディングテーマ「Brave Blazar」MindaRyn
  • 予告ナレーション:吉本元喜
  • 監督:中川和博
あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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