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【ウルトラマン】32話「果てしなき逆襲」あらすじと感想。怪獣にだって縄張りがある

あんのん君

妙香、最近の防衛チームは、
女性が2人いることが多いよな。
昔はどうだったんだ?

岩松妙香

女性ひとりのことが多かったよ。
だから、ゲストで、
女性隊員が来ることもあったんだ。

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)
事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)
統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)
武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)
ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)
おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演

パティ隊員(真理アンヌ)
科特隊インド支部所属。休暇のため日本にやって来た。

登場怪獣(灼熱怪獣ザンボラー)

あんのん君

鎌倉付近の山中に棲んでいる怪獣だ。
スタンダードな四足歩行で、
背中にある水晶のような突起が特徴だぞ。
驚くべきは体温だな。
なんと10万度もあるそうだ。
科特隊の冷凍弾も効果はなく、
防衛隊の戦車も溶かしてしまった。
もう少し知性があったら、
厄介な敵だったかも知れない。

ウルトラマン32話「果てしなき逆襲」のあらすじ

出典:ウルトラマン32話

当たりのないくじ

科特隊に来客がありました。

インド支部所属のパティ隊員が1週間の休暇のため、
日本に滞在することになったんです。

そこでエスコート役を選ぶことになったんですが、
ハヤタはお手製のくじを作って、アキコたちに引かせました。

ところが・・・

アキコだけでなく、
イデもアラシもハズレでした。

実はハヤタが作ったくじには当たりがなかったんです。

アキコ・イデ・アラシの3人は、
みごとに一杯食わされてしまいました。

ムラマツはそんな彼らの様子を見て、明るく笑うのでした。

謎の山火事が発生

ハヤタはパティを鎌倉に案内しました。
大仏や鶴岡八幡宮を訪ねて、観光気分に浸っていたんです。

その頃、鎌倉近郊の宮の森では、
現場作業員たちが山の異変に気づいていました。

すると、辺り一帯に閃光がほとばしり、
山は火の海になってしまいます。

連絡を受けた科特隊は消火のために出動、
ハヤタとパティも原因調査のため、
任務を遂行することになりました。

ハヤタはパティに「申し訳ない」と謝ります。

パティはまったく気にすることはなく、
「こうなったら諦めが肝心よ」と言いました。

発電所を破壊する怪獣

ハヤタとパティが宮の森へ向かっていた頃、
イデたちの消火活動のおかげで、山火事はおさまっていました。

しかし、異変はそれだけではありませんでした。

近くの川の水が、
温泉のように熱くなっていたんです。

さらに原因不明の地震が発生し、
ハヤタとパティが乗っていた科特隊専用車が、
段差にはまってしまいました。

ハヤタが木の棒による梃子の原理で奮闘したので、
科特隊専用車はなんとか無事でしたが、
鬼山に灼熱怪獣ザンボラーが出現します。

ザンボラーは頭の角を発光させると、
目の前にあった発電所を、
めちゃくちゃに壊してしまいました。

ザンボラーの怒り

ハヤタとパティは、
スーパーガンでザンボラーを攻撃します。

上空からはビートルが消火活動を行いますが、
ザンボラーはどこかに身を隠してしまったんです。

建設が次々と進んで行く中、
棲みなれた場所を奪われたザンボラーが、
人間たちへの復讐をはじめたと、アキコは考えました。

ザンボラーの東京侵入を阻止するため、
ムラマツは防衛隊に出動を要請します。

ハヤタとパティは応戦を続けていましたが、
休暇から仕事になってしまったパティは、
疲れがたまってきていました。

そこでハヤタは人気のない場所に移動し、
ウルトラマンに変身するのでした。

ウルトラマン32話「果てしなき逆襲」の感想

出典:ウルトラマン32話

環境破壊は自然のバランスを崩す

パティ隊員、災難でした。

はるばるインドから日本にやってきたのに、
せっかくの休暇がお仕事になってしまったんですから。

でも、愚痴ることなく、
「諦めが肝心よ」といって任務に励んだのは、
本当にカッコ良かったです。

彼女が選んだ日本の名物は、地震・怪獣・ウルトラマンでしたが、
最初からそれを堪能できたので、満足したんでしょうね。

さて、今回の敵のザンボラーですが、
造形がめっちゃ良かったです。

ザンボラーは15話に登場した、
二次元怪獣ガヴァドンBの着ぐるみを改造したもので、
角と背中の突起が印象的なんですよ。

ガヴァドンBは前のタイプのガヴァドンAが可愛すぎたので、
「なんでこんなデザインになったの!」と思いましたが、
ザンボラーは威圧感バッチリで申し分ない造形でした。

もともとは小さな山の生き物だったんでしょうが、
度重なる環境破壊で突然変異してしまい、
灼熱怪獣になったと思われます。

そうだとすると、なんだか気の毒な気がしますね。

科特隊の面々も同じことを思っていて、
「あの怪獣もわれわれ人間の犠牲者だよな」と、
ザンボラーに同情するコメントを寄せていました。

ムラマツは大都会・東京について、
次のように語っています。

今の東京は自然を失うことの代償で、
世界の都会になったんだ。

引用元:ウルトラマン32話(ムラマツ・トシオのセリフ)

そんなにハッキリ言われると返す言葉もありませんが、
自然と人との共存は文明社会最大の課題ですから。

前作ウルトラQでは、
自然界のバランスが崩れた時、
怪事件が起こるというコンセプトでしたが、
この物語には同じ雰囲気を感じますね。

ウルトラマン32話の基本情報

本放送日:1967(昭和42)年2月19日
登場怪獣、宇宙人:灼熱怪獣ザンボラー
制作順:32
脚本担当:藤川桂介
音楽:宮内国郎
ナレーション:浦野光
特技監督:高野宏一
監督:鈴木俊継
視聴率:39.2%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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