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【ウルトラマン】34話「空の贈り物」あらすじと感想。科特隊とスカイドンの珍妙な戦い

あんのん君

妙香、科特隊の5人は日夜地球を守っているが、
プライベートの様子が気になるな。

岩松妙香

今回はスカイドンとの戦いを通して、
5人のユニークな一面が見られるよ!
ウルトラ初心者にもオススメの話なんだ。

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)
事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)
統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)
武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)
ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)
おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

登場怪獣(メガトン怪獣スカイドン)

あんのん君

突然、宇宙から降ってきた怪獣だ。
赤い球体の中に入っていたが、
どこかの宇宙人が送りこんだものではないらしい。
体重はなんと20万トンだ。
怪獣の平均的な重さは2~4万トン前後だから、
とてつもなく重いことがわかる。
ウルトラマンも持ち上げることができず、
カラータイマーが点滅したので撤退してしまった。
ガヴァドンと同じく悪意はない怪獣だった。
だから木っ端微塵になった最後は、
少し哀れだったな・・・

ウルトラマン34話「空の贈り物」のあらすじ

出典:ウルトラマン34話

空から降ってくるのは・・・

東京の空にはいろんなものが降ってきます。

目には見えない無数の宇宙線、流れ星に変わった隕石、
そして、時期的に珍しい雪です。

アキコは窓に降り積もった雪を眺めながら、
「空の贈り物ね」といいました。

しかし、気温が上がって雪から雨に変わります。

ムラマツは赤坂の喫茶店でくつろいでいましたが、
雨が降ってきたので困っていました。

そこで本部に連絡して雨傘を届けるよう頼みます。

ハヤタはジェットビートルに乗って、
ムラマツに雨傘を届けました。

身体が重い怪獣

その夜、東京の空に赤い火の玉が現れました。
それは轟音とともに晴海ふ頭に落下します。

連絡を受けた科特隊が出動すると、
穴の中から怪獣が出てきました。

怪獣はのしのしと歩きはじめます。
身体が相当に重いみたいで、足は地面にめり込みました。

怪獣は口から炎を吐き、辺り一帯を焼き払います。

そこで科特隊はビートルで攻撃しますが、
怪獣はまったく物ともせず、夜になると眠ってしまいました。

スカイドンを宇宙に追放する

空から落ちてきた怪獣は、
スカイドンと名付けられました。

かれには明確な敵意はありませんでしたが、
歩くだけで市街地に被害が及ぶため、
ムラマツは宇宙に追放することを決意します。

それを聞いたハヤタは、
「ワイヤーロック作戦」が良いと言いました。

「ワイヤーロック作戦」とは、
スカイドンを三方向からのワイヤーで縛って、
ジェットビートルで引っぱり上げる作戦です。

ところが、スカイドンが非常に重いため、
この作戦は上手く行かず、
ハヤタのビートルは叩き落されてしまいます。

ムラマツたちはハヤタを心配しますが、
すんでのところでウルトラマンに変身したので、
災難を逃れることができました。

科特隊の作戦はどれも失敗

ウルトラマンはスカイドンと戦いますが、
かれにはパンチもキックもほとんど通じません。

自慢の背負い投げもダメで、
巨体のスカイドンの下敷きになってしまいました。

どうにか脱出に成功するものの、カラータイマーが点滅したので、
退却するしかありませんでした。

アキコは思わず、
「ヤツはあきれるほど重いのよ」と言います。

スカイドンは再び眠ってしまいましたが、
その間に科特隊は次の作戦を考えました。

それは「オートジャイロ作戦」で、
スカイドンの背中に自動プロペラをつけて、
大気圏外に飛ばすというものでした。

上空でみるみるスカイドンが小さくなったので、
ムラマツたちは作戦が上手く行ったと喜びました。

そこで本部で祝勝会を開いたんですが、
なんとスカイドンは再び落下してしまいます。

途中で自動プロペラの推進力が弱まってしまったんです。

アキコとアラシは、ガマクジラと戦った時のことを思い出し、
スカイドンの尻尾に、ロケット弾を撃ち込むことを提案しました。

でも、スカイドンは重すぎるので、
ガマクジラのように上手く行きません。

ロケット弾を撃たれたスカイドンは、
まるでダンスを踊るように歩いて、
科特隊の5人を追いかけるのでした。

ウルトラマン34話「空の贈り物」の感想

出典:ウルトラマン34話

スカイドンを小さくすれば良かった?

めっちゃ面白かったです!

いつも真面目な科特隊のメンバーが寝巻姿で出てきたり、
大福やカレーを食べているシーンは見ものでしたね。

ハヤタがスプーンとベーターカプセルを間違えたのは、
今回いちばんのハイライトですが、
当時は円谷プロの中で賛否両論あったそうです。

2016年に放送されたウルトラマンオーブでは、
4話でクレナイガイが、
オーブリングとアイスの棒を間違えましたが、
この話のオマージュですね。

シリアスな話は勉強になりますし、
とても歯ごたえがありますが、
たまにはこういう箸休めも必要じゃないですか。

スカイドンは数いるウルトラ怪獣の中でも、
最も重い部類に入ります。

あまりにも重すぎるので、
科特隊が考えた作戦も、ウルトラマンの攻撃も通じませんでした。

最後には苦肉の策で、
スカイドンに水素ガスを注入することになりました。

「怪獣風船化作戦」といいます。

これは見事に当たって、
スカイドンはプカプカと空に浮かんで行ったんです。

でも、自衛隊との連携をしていなかったので、
戦闘機によって撃ち落されまいました。

ウルトラマンの再登場で事なきを得ましたが、
自衛隊との協力は必須でしたね。

もし私が科特隊員だったら、
ムラマツキャップにスカイドンの縮小化をお願いします。

前作「ウルトラQ」では、
人間を1/8にするスゴイ計画がありましたが、

この応用をスカイドンにするんですよ。

ウルトラQでは縮小機を使って、
人間を1/8にしていましたが、
スカイドンの場合は、
細胞を小さくする薬を飲ませればいいと思います。

科特隊のブレーンで、科学センター長の岩本博士なら、
そういう薬も開発できるでしょう。

因みにスカイドンの身長は60メートルなので、
1/8にした場合は7.5メートルになります。

この大きさなら動物園で飼えるかも知れませんね。

今回はラストに科特隊のお茶会もあり、
アキコの和服姿も見れました。

実相寺監督の遊び心が満載で、とっても楽しめた話でしたよ。

東京の春はもうすぐだ。
春になったら、
もう嫌なものは絶対に空から降ってほしくない。
何故って?
だって、春だもん。
そう、春は人の心を明るくさせる季節だからである。

引用元:ウルトラマン34話(エンディングナレーション)

ウルトラマン34話の基本情報

本放送日:1967(昭和42)年3月5日
登場怪獣、宇宙人:メガトン怪獣スカイドン
制作順:34
脚本担当:佐々木守
音楽:宮内國郎
ナレーション:浦野光
特技監督:高野宏一
監督:実相寺昭雄
視聴率:33.9%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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