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【ウルトラマン】5話「ミロガンダの秘密」あらすじと感想。謎の植物が起こした殺人事件

あんのん君

妙香、お前の人生最初の推しコンテンツは何だ?
付き合いは長いが、聞いてなかったぜ。

岩松妙香

それはね・・・
物心ついた時に知った初代ウルトラマンだよ。
録画機も動画配信サービスもなかった時代だから、
再放送を何回も観ていたなぁ。

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)
事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)
統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)
武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)
ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)
おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

岩本博士(平田昭彦)
科特隊の優秀なブレーン。御殿山にある科学センターの長。

ゲスト出演

浜口節子(若林映子)
オイリス島調査団のカメラマン。科特隊によって護衛される。

登場怪獣

怪奇植物グリーンモンス

ピクシブ百科事典
あんのん君

劇中では緑色の怪物と呼ばれていたな。
品種改良マニアの山田博士がガンマ線を照射したため、
幼体に返って知能を持ってしまったんだ。
元々のミロガンダは、
オイリス川に含まれる珪素を栄養分としていた。
植物だが動物と同じ性質を持ってるぞ。

ウルトラマン5話「ミロガンダの秘密」のあらすじ

出典:ウルトラマン5話

科特隊が連続殺人事件を捜査

ある日のこと。

ひとりの新聞記者が路上で緑色の怪物に襲われ、
命を落とす事件が発生しました。

別の日には書斎で仕事中の地質学者が、
侵入してきた緑色の怪物に襲われ、犠牲になってしまいます。

被害者たちの死因は窒息死でしたが、
警察では手に負えない案件だったので、
科特隊に捜査が委ねられました。

ムラマツはイデとアラシに大室高原への出動を命じます。

イデたちは不思議に思いましたが、
大室高原に住んでいた植物学者の山田博士も、
3日前に窒息死していたんです。

アキコは電子頭脳にある山田博士のデータを読み上げました。

植物の品種改良に熱心な人物で、
80キロもある巨大スイカを作ったことで知られています。

イデとアラシは大室高原に、
ムラマツとハヤタは新聞記者が亡くなった現場に向かいました。

被害者はオイリス島調査団のメンバー

ムラマツとハヤタは、
事故現場に残っていた「緑色の液体」に注目します。

何かをひきずったような痕跡があり、
液体は被害者の車にも付着していました。

山田博士の研究所に着いたイデとアラシは、
助手に温室を案内してもらいました。

物珍しそうに植物を眺めていたイデは、
巨大なニンジンを見つけてビックリします。

助手は山田博士が増え続ける人口対策のために、
野菜を品種改良して巨大化させたと説明しました。

山田博士はオイリス島から「キレイな花」を持ち帰り、。
その花も品種改良しようとしていたんです。

イデは不自然に開いた大きな穴を見つけました。

それは山田博士が倒れていた場所でしたが、
オイリス島から持ち帰った「キレイな花」もありません。

アラシはアキコにオイリス島調査団の資料を頼みます。

緑色の怪物に襲われた被害者たちは、
オイリス島調査団の一員だったんです。

残る2人は、動物学の酒井博士とカメラマンの浜口節子でした。

事件解決の手がかりは水

科学センターの岩本博士は「緑色の液体」について調べました。

その結果、液体には動物性のネバネバとした物質が、
含まれていることが分かりました。

しかし「緑色の液体」の主成分は葉緑素(クロロフィル)です。

謎の怪物は奇妙なことに、
植物と動物、両方の要素を持っていたんです。

そしてついに、酒井博士が襲われてしまいました。
ムラマツとハヤタは事件現場に急行します。

イデとアラシは岩本博士から、
「緑色の液体」に関する詳しい情報を聞いていました。

クロロフィルから放射能が検出されたんです。
山田博士がオイリス島から持ち帰った花は、
ミロガンダという品種でした。

写真を見た岩本博士は「知っている」といいます。

山田博士はミロガンダを品種改良するために、
ガンマ線を照射してしまったんです。

イデはオイリス島調査団の「最後の一人」となった節子が、
緑色の怪物に襲われると考えます。

アキコ以外の科特隊メンバーは、
節子に事情を聞くため出動しました。

節子はオイリス島で道に迷った時、
たまたま見つけた湧水を飲んだといいます。

その直後、幼体のミロガンダに襲われますが、
節子は山田博士たちに助けられて難を逃れました。

ハヤタは節子の話から、
水が事件解決の手がかりだと気づきます。

ミロガンダはオイリス川に含まれる珪素を栄養源にしていたからです。

山田博士は開花したミロガンダを持ち帰りましたが、
ガンマ線の照射により幼体に返り、
知能を持つ緑色の怪物に変わってしまいました。

それは節子の家の近くに潜んでいたのでした。

ウルトラマン5話「ミロガンダの秘密」の感想

出典:ウルトラマン5話

やはり野に置けミロガンダ

がっつりホラーでしたね。

子供の頃に見た時は本当に怖くて、
色が似ている野菜が苦手になりました。

ピーマンやほうれん草は平気になりましたが、
きゅうりを食べるとお腹に違和感を覚えるのは、
この話の影響かも知れません。

山田博士は野菜の品種改良をしてましたから。

でも、いちばん気の毒だったのは、
無理やり日本に連れてこられたミロガンダですよ。

大好きな珪素が流れるオイリス川のほとりで、
自由にのびのびと暮らしていたのに、
「物珍しい花だ」という理由で摘み取られてしまいました。

さらに合わない環境で放射線を浴びせられたんです。

これって改良じゃなくて改悪じゃないですか!

ミロガンダが怪物化してしまったのは、
放射能の影響もあると思いますが、
アンバランスゾーンに堕ちたからでしょう。

言葉を話せない植物にも意志があるんです。
ウルトラQのマンモスフラワー(ジュラン)もそうでした。

『やはり野に置け蓮華草』という言葉があります。
草花は本来あるべき場所で育つのが一番なんですよ。

ミロガンダはオイリス島を離れなければ、
怪獣にならずに済みました。

学術研究のために未開の島を調査するのは結構ですが、
そこに暮らす命への愛情を忘れないでほしいですね。

岩本博士の専門分野が気になる

ミロガンダの件は怖かったですが、
岩本博士の初登場は嬉しかったです。

私はウルトラマンを初めて観た頃、
ビートルで出撃する科特隊や、
スペシウム光線で敵をやっつけるウルトラマン、
みんなカッコいいと思っていました。

でも、いちばん気に入ったのは、
スタイリッシュでクールな岩本博士でした。

岩本博士は御殿山にある科学センターの所長です。

科学センターはかつて、バルタン星人に占拠されましたが、
こうして登場できたということは無事だったんですね。

もしかしたら、
どこかに出張していたのかも知れません。

私は岩本博士の専門分野が気になりました。

科特隊のジェットビートルを設計しているので、
てっきり工学系だと思っていたんですよ。

でも、今回は「緑色の液体」の解析を行っていて、
生物学者みたいな役回りになっています。

「ウルトラQ」の一の谷博士はなんでもアリな感じでしたが、
岩本博士も相当な博識なんでしょう。

オールマイティな学者も悪くないですが、
岩本博士は宇宙工学や天文学に精通しているほうが、
よりシャープで素敵だと思います。

ウルトラマン5話の基本情報

放送日:1966(昭和41)年8月14日
登場怪獣、宇宙人:怪奇植物グリーンモンス
制作順:2
脚本担当:藤川桂介
音楽:宮内国郎
ナレーション:石坂浩二
特技監督:的場徹
監督:飯島敏宏
視聴率:29.0%

あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとな。

岩松妙香

またのご訪問をお待ちしています。

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