
妙香、俺はつねづね不思議に思ってるんだが、
なんで星元市にばかり怪獣が出るんだろう?



本当に謎だよね。
でも、16年前からあるモノホーンが、
怪獣を引き寄せてるのかもね。
あとはアークを狙う侵略者がいるとか。
【ウルトラマンアーク】11話「メッセージ」のあらすじ


星元市の道路工事現場で地面の陥没が頻発していた。
調査にあたったユウマたちは怪獣が原因だと知る。
地底で暴れていたのはオカグビラだった。
ユウマはアークに変身して戦い、
SKIPは周辺住民の避難誘導を開始するが、
幼い姉弟が逃げ遅れてしまった。
さらに宇宙から謎の巨大ロボが飛来し、
アークはそれとも戦うことになる。
だが、巨大ロボは幼い姉弟をオカグビラから守った。
さらに「ギヴァス」という言葉を発していた。
ユウマは巨大ロボと対話できると直感し、
「ギヴァス」の意味について解読しようとする。
SKIPのメンバー(敬称略)
飛世ユウマ(戸塚有輝)
主人公。SKIPの新人調査員で怪獣生物学が専門。
石堂シュウ(金田昇)
地球防衛隊宇宙科学局から派遣。宇宙生物学と物理学に詳しい。
夏目リン(水谷果穂)
天才プログラマーで機械工学担当。ユウマのお姉さん的存在。
伴ヒロシ(西興一郎)
SKIP星元市分所の所長。恐竜が好きで地質学の道に進んだ。
ユピー(CV:広瀬裕也)
リンが開発したAIロボット。分離して行動できる。
登場怪獣(ギヴァス、オカグビラ)
【ウルトラマンアーク】11話「メッセージ」の感想


ウルトラシリーズに出てくる巨大ロボは、
いずれも強豪ばかりなんですよね。
- キングジョー(ウルトラセブン)
- クレージーゴン(ウルトラセブン)
- ギャラクトロン(ウルトラマンオーブ)
- ギルバリス(ウルトラマンZ)
そしてアークではギヴァスが加わりました。
過去に出てきた巨大ロボたちは、
いずれも侵略兵器として使用されたものなので、
てっきりギヴァスも宇宙人が送り込んだと思いました。
善か悪かはわからない
ところが市街地を蹂躙するなどの、
破壊活動はいっさいせず、
オカグビラに襲われそうになった民間人を助けるなど、
正義の味方のような素振りを見せたんです。
とはいえ、これだけの理由では、
かれを善玉と決めるのは弱いですね。
初代マンに登場したザラブ星人は、
「人類の兄弟」といっていましたが、
実は地球侵略をするために一芝居打ちました。


シン・ウルトラマンでも同じでしたね。


でも、人のいいユウマは、
ギヴァスが幼い姉弟を助けたのを見て、
対話してみたくなりました。
武力解決よりも安穏に事を治めるのが、
絶対にいいと思うので、
ユウマの考えには賛成します。
しかし・・・
リンが翻訳した「ギヴァス」の意味は、
『道を妨げるもの=敵』でした。
これは厄介なことになりましたね。
ギヴァスはアークの攻撃を増幅して打ち返すという、
知能の高い戦い方ができるので、
客演で他のウルトラ戦士が来ないと、
苦戦は目にみえています。
さらに悪いことは重なるもので、
SKIP内でも不協和音が出始めてしまいました。
SKIPと防衛隊の関係
SKIP星元市分所のメンバーは、
所長の伴ヒロシを含めて5人の少数精鋭ですが、
石堂だけは防衛隊から派遣された人材なんですよ。
冷静沈着で真面目が服を着たような石堂は、
いまやSKIPにとって、
なくてはならない存在になっています。
彼がコーヒーおたくなのも笑えますし。
ただユウマとは正反対のポリシーを持つので、
2人が衝突してしまうのではないかと、
前々から心配していました。
ユウマはウルトラマンに変身するせいか、
どこまでもポジティブで理想のために全力投球します。
これに対し石堂は、
現実をしっかり見て最善の策を見出す人です。
2人はギヴァスに対する見解をめぐって、
意見がぶつかってしまい、
ユウマは言ってはならない一言をこぼしてしまいました。
”あなたも防衛隊の人なんですね”
SKIPの一員としてがんばってきた石堂にとっては、
かなりショックな言葉だったのではないでしょうか。
そもそも何故SKIPと防衛隊は相容れないのか、
その原因が知りたいです。
16年前の「K-DAY」の時に、
双方の関係を引き裂くような何かがあったのかも知れません。
石堂は信頼していた同僚を失ったという、
辛い過去を背負っているので、
小さな亀裂が広がらないことを祈るばかりです。
ウルトラマンデッカーの時のように、
仲間がヴィランになるのは悲しいですから。
【ウルトラマンアーク】11話「メッセージ」の基本情報
- 本放送日:2024(令和6)年9月21日
- 脚本担当:本田雅也
- 登場怪獣、宇宙人:ギヴァス、オカグビラ
- オープニングテーマ「arc jump’n to the sky」access
- エンディングテーマ「メラメラ」ARCANA PROJECT
- 監督:武居正能



最後まで読んでくれて、ありがとな。



またのご訪問をお待ちしています。