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【ウルトラマン】26話「怪獣殿下(前篇)」あらすじと感想。上空2000メートルから落下したゴモラ

こんにちは。岩松妙香(@annon_0211)です。

ウルトラシリーズは30分の特撮ドラマですが、

1回で終わらなかった話もあります。

今回はその第1号となりました。

いつもは東京が舞台ですが、

大阪にスポットが当たったのは新鮮ですね。

1970年の大阪万博に話を絡めたのも、

なかなか上手い展開です。

怪獣に憧れるオサム少年にも注目です。

前回の感想はこちら

目次

おもな登場人物(敬称略)

ハヤタ・シン(黒部進)

事実上の副隊長。ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。

ムラマツ・トシオ(小林昭二)

統率力バツグンの隊長。部下からはキャップと呼ばれる。

アラシ・ダイスケ(石井伊吉)

武闘派で射撃の名手。イデとは名コンビ。

イデ・ミツヒロ(二瓶正也)

ひょうきんなムードメーカー。気が弱いが頭はいい。

フジ・アキコ(桜井浩子)

おもに通信を担当している。ホシノ君の保護者的立場。

ゲスト出演
 

オサム少年(稲吉千春)

怪獣が大好きな小学生。友だちに怪獣殿下と呼ばれている。

中谷教授(富田浩太郎)

阪神大学の教授。ジョンスン島の学術調査を行った。

登場怪獣

古代怪獣ゴモラ

1億5千万年前に生息していた怪獣だ。
正式名称はゴモラザウルスだぞ。
ジョンスン島の砦の中で休眠していたが、
大阪万博の展示品にするため、
ビートルで空輸されることになった。
生きた怪獣を日本に運ぶのは、
なかなかリスキーなことだと思ったが、
案の定、最悪の事態になってしまった。

怪奇植物スフラン

ジョンスン島のジャングルに生えていた植物です。
ターゲットに巻きついて血を吸います。
中谷教授の探索チームを襲いましたが、
アラシさんのスパイダーショットで焼かれました。
スフランは8話の「怪獣無法地帯」にも出ていましたね。

ウルトラマン26話「怪獣殿下(前篇)」のあらすじ

出典:ウルトラマン26話

怪獣は本当にいる?

大阪にオサム君という少年がいました。

彼は怪獣が大好きで、

何かにつけて怪獣の話ばかりしています。

でも、友だちは「怪獣はつくりもの」だと思っていました。

だからオサム君のことをからかってしまいます。

オサム君は「怪獣は本当にいる」と言い返し、

阪神大学の偉い先生が、

無人島に怪獣を取りに言っているといいました。

1億5千万年前のゴモラザウルス

オサム君が期待している中谷教授の一行は、

南太平洋にあるジョンスン島を探索しています。

到着してから4日が経過していました。

一行にはボディガードとして、

科特隊のアラシがついています。

中谷教授はアラシにゴモラザウルス(通称:ゴモラ)の想像図を見せて、

「1億5千万年前に実在した記録が残っている」と言いました。

すると島の中に「ゴモラの砦」があると判明します。

中谷教授は「ゴモラの化石が見つかるかも知れない」と思いましたが、

暗闇の向こうから大きな鳴き声が聞こえました。

まさかの生け捕り

翌朝、中谷教授の一行は探索を再開します。

するとメンバーの一人が、

巨大なワカメみたいな植物に巻きつかれてしまい、

「助けてくれ!」と悲鳴をあげました。

アラシはスパイダーショットで植物を焼きます。

なんとか一行がジャングルを突破して、

山岳地帯にたどりつくと、

そこには「ゴモラの砦」がありました。

中には化石ではなく、

生きたゴモラがいたんです。

アラシはスパイダーショットで攻撃しようとしますが、

中谷教授に止められました。

何故ならゴモラを生け捕りにするというんです。

科特隊の空輸作戦

日本ではゴモラが生きていたことが、

新聞で大ニュースになりました。

オサム君をからかっていた子供たちは、

打って変わって「怪獣殿下」と呼びます。

オサム君が描いた怪獣の絵も教室に貼られました。

科特隊の本部では、

ゴモラ空輸作戦の会議が開かれ、

ムラマツは大阪万博のために引き受けたといいます。

アメリカからUNG麻酔弾が届きました。

ムラマツはハヤタたちを引き連れて、

ゴモラのいるジョンスン島に向かいます。

アラシは2発のUNG麻酔弾をゴモラに撃ち、

みごと眠らせることに成功します。

ゴモラは鋼鉄製の網に包まれ、

3機のビートルで運ばれることになりました。

しかし、何が起こるか分からないので、

六甲山一帯には非常線が張られます。

ビートルは順調に飛行し、

目的地まであと10分ほどになりました。

ところが・・・

眠っていたはずのゴモラが目を覚まし、

網の中で暴れてしまったんです。

ムラマツはビートル墜落を回避するために、

網のワイヤーを切り離すのでした。

ウルトラマン26話「怪獣殿下(前篇)」の感想

出典:ウルトラマン26話

怪獣の空輸は危険すぎる

ゴモラ、気の毒ですね。

目が覚めたら網に包まれて、

まったく知らない空の上というのは、

かなりトラウマだと思いますよ。

怪獣も動物の一種ですから、

当然「縄張り」のようなものがあるでしょう。

そこから無理やり引っ張り出されて、

大阪万博に展示されるのは、たまったもんじゃありません。

「オレを元の島に戻してくれー!」

ゴモラは網の中でもがきながら、

そう叫んでいたかも知れませんね。

12話でも岩本博士が、

ドドンゴとミイラ人間に同じことをしていましたが、

化石などではダメなんでしょうか。

それに怪獣の空輸って、

どう考えても危なすぎます。

途中で暴れて落っこちる可能性は十分にありますし、

落ちた場所が都会だったら、

とんでもない惨事になってしまいます。

ゴモラを積める船がなかったので、

ビートルでの空輸になったんですね。

そんなわけで大阪に来たゴモラですが、

オサム君は大喜びしました。

だけど、落ちた衝撃で狂暴になっているので、

何事もないことを祈ります。

ゴモラはめちゃくちゃ強くて、

尻尾のなぎ払いでウルトラマンを苦戦させました。

大阪万博に展示する予定なので、

スペシウム光線が使えなかったんです。

あと、ベーターカプセルがオサム君の手に渡りましたが、

ハヤタは大丈夫なんでしょうか。

変身が解ける時も、

ベーターカプセルを持っていましたからね。

ウルトラマン26話の基本情報

  • 本放送日:1967(昭和42)年1月8日
  • 登場怪獣、宇宙人:古代怪獣ゴモラ、怪奇植物スフラン
  • 制作順:26
  • 脚本担当:金城哲夫、若槻文三
  • 音楽:宮内国郎
  • ナレーション:浦野光
  • 特技監督:高野宏一
  • 監督:円谷一
  • 視聴率:37.5%

最後まで読んでくれて、ありがとな。

またのご訪問をお待ちしています。

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